漫画「生者の行進」第2巻(7〜9話)ネタバレ・感想!

「生者の行進」を読みました。

1巻6話では、まどかに憑りついた霊を省吾によって引き剥がしてもらったところで終わっていました。

そしてその気持ち悪い霊も泪の隣にいるトモキの霊もすべて生き霊であると話す省吾。

トモキの霊が自分が生み出した霊だと知らされた泪は驚いて…

気になる続きを読みましたので2巻7話~9話まで、まとめ・ネタバレ紹介します!

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「生者の行進」第2巻(7話〜9話)あらすじ・ネタバレ

第1巻は9話分が収録されていますので、今回は7話から9話までをまとめてご紹介します。

【第7話】終わらない悪夢

トモキの霊は自分自身が生み出した生き霊。

いつまでたってもしゃべらなかったのは、泪が自分の罪を忘れないためだけに生まれた存在だったから。

省吾にトモキも消すのかと聞かれ、泪はそれを放っておいてくれと頼み、省吾の家を後にしました。

 

東雲はまどかの家にやってきていましたが、不在で誰もおらず、外で待ちながら泪に連絡をして省吾に霊を消してもらったことを聞きました。

そこに知らない男が家の門に入ってこようとしてくるのを見かけますが、東雲を見て慌てて兄・浩二の友人で用があったけれど、誰もいないなら出直すと帰っていきました。

 

まどかは家に帰りると東雲にその男の話を聞きました。

似顔絵から以前やってきて少し嫌な雰囲気のした兄の友人であることに気が付きます。

その話を伝えると、東雲はすぐにどちらかへ電話をし、その怪しい兄の同級生・水戸則夫の身辺を洗っておくようにと電話の相手に強引に命令していました。

 

一方、泪はバイトに行こうと家をでていこうとしているところで、父親から声をかけられました。

夜遅くバイトをしていることを母親が心配している。

もし小遣いが欲しいのであれば私がやる、と。

泪はそれをことわります。

高校卒業したら家をでるからそれまで我慢してほしいとお願いして、バイトへ向かいました。

 

まどかと東雲は二人でご飯を食べていました。

そこで東雲に泪のことを好きだと言い当てられるまどか。

その想いを伝えるまではなんとしてでも生き延びないと、と言ってくれる東雲に、まどかはお姉ちゃんが出来たようで楽しい気持ちになりました。

そして部屋に戻って寝始める二人。

今日こそは何も現れないと思っていたまどかですが目が覚めるとヒタヒタと何かが近づく音が。

今までの唇おばけとは少し違う雰囲気に、まどかが目を開けると、そこにはミイラのような男が包丁を構えて襲ってくるところでした。

声を出そうにも声も出ず、心の中で東雲と泪に助けを求めるまどか。

【第8話】あの日の記憶

ふと人の気配を感じ、東雲は目を覚まします。

するとそこには東雲の姉が。

しかし声をかけたところで姉の霊はどこかを指さしながら消えてしまいました。

 

東雲は完全に目が覚めると姉の指さした方を確認します。

そこにはベッドの上で目を開けたまま涙をためてけいれんしているまどかが。

驚いて声をかけてみますが反応がありません。

頬をたたいてようやく意識を取り戻すまどか。

泣きじゃくるまどかをみて、とりあえず泪にメールを入れる東雲。

 

一方、そのメールの着信に気づき目覚める泪でしたが、メール文面を読もうとした瞬間、トモキが目の前に現れます。

そしていつもしゃべらなかったトモキがしゃべり始めます、「教えて」と。

省吾の言っていたことが本当で自分の生き霊であればトモキに自我は存在しないはずなのに、トモキからは何かの意思のようなものを感じて違和感を持つ泪。

 

そうするうちにトモキは「たすけて」と言いながら部屋を出ていきま。

それを追いかける泪。

そうして、父さんのように自分のことを恨んでいるから成仏できなくて苦しくて道連れにするために憑りついているんだろうと問いかける泪。

しかし、トモキは返事をすることはありませんでした。

そうしてまたこの間と同じ崖まで連れてこられます。

 

全然見覚えのない場所だけどトモキと来たことがあったっけ?と思いつつトモキに近づこうとしたら…

突然背後からトモキの声がして、背中を押され崖から落とされてしまう泪。

谷底に落ちていく瞬間、泪はあの日のことを思い出していました。

そうトモキの死んだあの日のことです――。

 

その日、泪は家に帰ろうと下駄箱で靴を履くと、何故か靴の中に入っていた画びょうが刺さり足を怪我してしまいます。

けがをした左足をかばいながら歩きトモキの保育園へお迎えにいく泪。

トモキと一緒に家に向かう最中、トモキはつかれたからおんぶをしてほしいと駄々をこね始めます。

 

しかし足を怪我している泪はそれを断りますが、トモキは諦めません。

駄々をこねるトモキを振り切って先に横断歩道を渡る泪。

早く渡るように言う泪にトモキは諦めたように歩き始めます。

そして、次の瞬間信号無視の車にトモキははねられてしまいました。

 

トモキは即死でした。

病院で泪は父親から頬をぶたれます。トモキは母親が再婚してから生まれた子供で、新しい父親にとってはトモキは人生のすべてだったのです。

なぜトモキは死んでお前が生きているのか――。

泪はその日弟を失い、人間のむき出しの憎悪と敵意に触れたのでした。

【第9話】あと3日

朝目覚める泪。

昨日のトモキを追いかける夢のあと、そのまま寝てしまい目覚めると朝でした。

残り3日。

 

携帯のメッセージ着信画面を見て、メール着信までは夢じゃなかったことに気づく泪。慌ててメールを読んでまどかの家に急ぎました。

まどかの家に行くと東雲が出迎えてくれました。

まどかの様子を聞くととに角家に入れと促されます。

 

まどかは部屋のベッドで毛布を頭からかぶって怯えていました。

泪が声をかけるとまどかが毛布から顔を出しましたが、それと同時に背後に何かブツブツをしゃべっているミイラのような霊を見つけます。

泪は力一杯まどかを抱きしめると、何もできなくてごめんと謝ります。

見ることができても省吾のように触ることもできない自分。

何の力にもなれないと自分を責める泪に、まどかは泪をぎゅっと抱き返しました。

 

何もできなくない、泪の体温がすごく安心する、と言われ自分がまどかを抱きしめていることに気づき照れる泪でした。

東雲が帰り、泪は省吾に連絡します。

霊が出て来たから除霊をしてほしいとお願いしますが、今日の放課後は用事があるから明日連絡すると言われてしまいます。

 

まどかは落ち着きを取り戻しましたが、まどかの後ろにいる突然現れたこの霊はこれも殺人犯の生き霊なのだろうか、と考える泪。

ただ、カウントダウンじゃなくなり常に何か小さな声でしゃべっている様子です。

その声に耳をすませてみると、何か女の話をしているようでした。

 

一方東雲は部下の笹塚に呼び出され警察署へ到着しました。

その笹塚に見せられたのは小栗美弥が殺害された当日殺害現場の近くに止まっていた車のドライブレコーダーの映像でした。

そこには殺された小栗美弥ともう一人男が映っており――

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「生者の行進」第2巻(7話〜9話)感想

せっかく唇おばけを消すことができたのにこれまた気持ち悪い霊に憑りつかれてしまったまどかは、本当に可哀想ですね。

一体何が原因でこんなに取り憑かれてしまうのか、泪がいうとおり根本的な原因がわからないと解決しなさそうです。

泪は泪でトモキの死の原因が自分だと責めて4年間生きて来たのだと思うととても辛いです。

確かに私が泪の立場でも自分のせいだと責めてしまいそうですが、よく考えると泪のせいじゃないんですよね。

こちらも早く呪縛から逃れられるといいなと思います。

そうして、小栗美弥の殺害事件の謎を解く糸口も見つかったかな…?という展開で今後も目が離せません!

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