王様ランキング【第3話】のネタバレ・感想!

漫画「王様ランキング」は十日草輔先生の作品です。

王族の長男で、巨人の両親を持ちながらも、自身は体が小さく、短剣すらまともに振れないほど非力な王子ボッジ。

しかも耳が聞こえず、言葉が話せないボッジは、周りからは次期王の器ではないと噂され、どこか空虚な毎日を過ごしていた。

しかし、ひょんなことから心が通じる「カゲ」という友達を得て、人生が輝き始める。

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「王様ランキング」のあらすじ・ネタバレ

以下、王様ランキングのネタバレをご紹介しますので、ご注意ください。

王様ランキング【第3話】のあらすじ

ボッス王がこの王国を作る前、ここは本当に小さな町があるだけでした。

ある日、突然にその村は数匹の魔物に襲われてしまいます。

村人は懸命に戦い、多くの犠牲をだしながらも魔物を追い払いましたが、それは絶望の始まりだったのです・・・

野を隠すほどの魔物の大群を見た時、村人たちは自らの運命を呪いました。

そんな時、どこからともなく村人の前に現れたのがボッスだったのです。

大木の様なこん棒と巨大な斧を手に、迷いもせず魔物の群れに向かって行った彼。

守りを捨て受ける傷は深く数知れないものの、全く怯むことなく、決して退かないその戦い方はまさに圧巻でした。

そんなボッスの態度に魔物は恐怖し、散り散りに逃げていき、ついにボッスは大将首をあげたのです。

 

この戦いを見た村人たちは同じ人間ではない・・・と感じました。

しかし同時に、深い感謝の気持ちをも抱きました。

この戦いを終えたボッスは、先程までとは打って変わって、自信に溢れ、慈愛に満ちていて、人を惹きつけました。

こうしてボッス王国が誕生したのです。

王様ランキング【第3話】のネタバレ

ボッス王のもとに呼び出されたボッジ。

部屋には、四天王ヘビ使いで、大だの剣術指南役のベビンと、宰相ソリー、ドーマスが同席しています。

第一声、ボッジに裸で出歩いている件について訊ねます。

ボッス「ワシたち王族は民の心のよりどころでなくてはならない 不安にさせて何の得がある」

「追いはぎにあったのか?それともいじめられたか?」

「・・・・・・そんなことはどうでもいいんだ」

「そうなる状況を作ったお前に問題があるのだ」

ドーマスが手話でボッジに伝えます。

 

体を悪くしているボッス。

何度も咳込んでいるうちに吐血していしまいます。

血がベッチョリについた手をボッジに差し出すと優しく触れます。

 

ボッス「お前は前妻の忘れ形見だ 可愛くて仕方がない」

「しかしワシの亡き後この国のことを思うと心が痛い」

 

この軟弱な手に触れると、努力を重ねたダイダの手とは大違いだと、ずいぶん差を付けられたものだと言われてしまいます。

ダイダを教えているベビンは、ボッジを教えているドーマスをニヤニヤと笑ってみています。

国一番のソードマスターであるドーマスは、自分がついていながらボッジとダイダの間にこのような差を生んでしまったことが恥ずかしくてなりません。

俯くドーマスに、ボッスは今からでもボッジをさらに鍛え上げてほしいとお願いすると、ボッジには鍛錬に励むよう伝えるのでした。

 

 

ドーマスはもともとボッス王に憧れ国に仕える身になった人物です。

王国には既に、腕に自信のある若者がボッス王を慕って集まっていました。

ドーマスは自分の体よりも何倍も大きな男とぶつかってしまい、喧嘩を売られてしまいます。

体格の差からどう見てもドーマスが不利に思われます。

男「なんだいオレとやろうってのか?」

ドーマス「一日百万回だ」

男「は?」

ドーマス「一日百万回の素振りを自分に課している 俺はそれを一日も欠かしたことはない」

「それが俺の剣にどのような結果をもたらしたと思う?」

男「・・・・・・」

ドーマス「センスだ センスが身についたのさ」

男「センス?何言ってやがる」

ドーマス「試しに思いきり俺に斬りかかってみろ」

男「何?このやろう 上等だよっ」

そして男は剣を振りかざします。

しかしその剣はドーマスに当たるどころか、弾かれ、飛ばされてしまうのです。

 

ドーマス「どうだい俺の一挙手一投足 格好良いだろう」

「それに引き換えあんたの行動は雑魚だよ 行いを改めたほうがいい」

そうして立ち去るドーマスに、ニヤニヤと不気味な笑みを浮かべて近づいたのが、ベビンだったのです。

 

それから剣の才能に溢れたドーマスはめきめきと頭角を現し、いつしか剣で彼の右に出る者はいなくなっていました。

そんな彼をボッス王は、ボッジの剣術指南役に抜擢しました。

ドーマスは大感激し自分の剣の全てをボッジに教えてやろうと情熱を燃やしたのですが・・・

その情熱をすぐに失ってしまうのです。

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王様ランキング【第3話】の感想

今回はボッス王国の成り立ちとドーマスについてのお話でした。

ボッス王国はボッス王が王様ランキング7位にもなる立派な国ですが、もともとあった国ではなく、ボッスがつくり上げた国だったのですね。

魔物に襲われ、絶望の淵に立たされた村人にとって、ボッスの存在は神のようなものであったに違いありません。

それにプラスして、人を惹きつけるような魅力ある性格。

まさに完璧といえる存在です!

そんなボッスに憧れ、国へやってきたのがドーマスでした。

小柄でありながらも、毎日コツコツとトレーニングを欠かさず、同時に天才的な能力を持っていて、すぐに彼は国一番の剣術を持つ人物となりました。

そんなドーマスに与えられたのは、ありがたいことに第一王子であるボッジへの剣術指南でした。

しかし、ドーマスがすぐにくじけてしまうとは・・・

一体ボッジはどれほどセンスがないのか・・・

まとめ

以上「王様ランキング」のネタバレをご紹介しました。

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