漫画「覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~」は甲斐今日子先生の作品です。
★前回のあらすじ★
真里奈は入院&静香は出社拒否。
晴海は部長の命令で静香宅に訪問するも、持ち前のKYっぷりで静香を激怒させてしまう。
静香は退職届を会社に送り付け、晴海チームは人手不足で修羅場に。
晴海は温子の励ましを勘違いして「温子と友達になりたい!」と願うようになり、彼女のことを詳しく知ろうと帰り道を尾行。
そして温子が入っていった家を見て驚愕。
なんとそこは、河川敷のボロ屋だったのだ。
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目次
覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第5話】のあらすじ・ネタバレ・感想
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覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第5話】のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第5話】のあらすじ
晴海(この廃墟のような家が温子の…いったいどんな暮らしをしているの!?)
こわごわ覗くと、そこには温かい家庭があった。
年老いた両親、制服を着た妹、まだ小さい弟たち、家族に囲まれて遅い夕飯を食べる温子。
晴海(でも…知らなかった、こんなに貧しかったなんて)
残業を喜んだり、飲み会では我先に食べまくったり…
あれは少しでも生活をラクにするためだったのね!と、ホロリする晴海。
覗かれていることなど露知らず、親と話を始める温子。
晴海はバレないよう、温子たちの会話に聞き耳を立てた。
父「しかし今月も苦しかったな~」
母「働いても働いても借金で消えてくものね、こないだも伯父さん夫婦が借用書持って催促に来たよ」
温子「しょっちゅう来るよねあの2人~」
父「ウチの借金もだけど…温子の方も長いから大変だ!」
温子「うん、20年はかかるからね。大学の奨学金は…」
覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第5話】のネタバレ
次の日
晴海は温子のスマホにアプリを仕込んで、個人情報を抜き出した。
温子の奨学金返済額は月々4万円…総額にするととんでもない額になる。
晴海は自分の通帳を開いた。
友達ナシ、彼氏ナシ、もちろん子供もナシ…仕事しかないアラサー女としてただただ貯金してきたけど、ようやく役に立つときが来た。
そう、初めて他人のために…いや『友達』のために。
――
オフィスにて
菜々美は無表情でパパたちとラインのやり取りをする。
パパ3号『明日18時から空いてる?』
パパ1号『週末はどうかな』
そこへ結婚相談所から着信が入り、婚活パーティーのお誘いがかかる。
聞けば出席男性は年収3000万以上限定だという。
喜び勇んで参加しようとする菜々美だが、タイミング悪く部長からお呼びがかかってしまう。
どう見ても晴海と温子の2人だけでは限界があるので、菜々美にも残業してほしいというのだ。
その場はにこやかに承諾する菜々美だが…部長がその場を立ち去るなり、すさまじい形相で舌打ちをした。
――
温子「あ~疲れた!肩が痛い~」
菜々美「私も~」
残業を終えた温子がロッカーを開けると…中には見慣れないものがあった。
それはなんと、ハンカチに包まれた札束だった。
菜々美「そのハンカチ見たことあるわ、それ晴海先輩のかも」
温子「主任の!?どうしてこんな大金を私に…?」
会社を出て帰路に就く温子。
温子を尾行する晴海。
晴海(これで温子が家に着いたら、家族の団欒が聞けるわ)
実は晴海は、札束と一緒に盗聴器も仕掛けておいたのだ。
大金を手にして喜ぶ一家の姿を妄想し、悦に浸る晴海だが…
温子はクルッと踵を返し、晴海の方に歩いてきた。
そしてハンカチにくるまれた札束を突き付けながら、ものすごい剣幕で詰め寄った。
温子「主任、このおカネはどういうことですか?説明してください!」
――
ファミレスにて
晴海「ねぇ温子…お腹空かない?何か食べ…」
温子「いりません。説明してください!」
晴海「あの…私知っちゃって…温子の家がボロ…貧しいってことも。まだ就学中のきょうだいがいて、家に借金があることも…」
温子「どうして私の家の事情を知ってるんですか?」
晴海「(ギクッ)私はあなたの上司だもの、部下の環境を知っててもおかしくないでしょ?」
晴海の言い分に釈然としないながら、温子は事情を話し始めた。
温子の家はプロパンガス業者だったが、都市ガスの普及でつぶれてしまった。
両親は身を粉にして働いたが、子供が多くてどうしても貧乏から抜け出せない。
それでも温子には「大学に行ってまともな人生を歩め」と進学させてくれた。
しかし温子の在学中に、サギに遭って新たな借金を作ってしまって…
温子「おカネに困ってることは確かです、でも施しは受けません」
すべてを話したうえで晴海に札束を返した。
晴海「施し?とんでもない!私は独り身でおカネに余裕があるし、温子にはいろいろ助けられてるから…お礼の意味を込めて協力したいだけ!ホラ~遠慮しないで受け取って受け取って!このおカネでご家族が喜んで温子がラクになったら私も嬉しいし…いいことばっかりよ!ね!?よかったら私がお家の人に話しましょうか?怪しいおカネじゃないって!」
温子「…それ、本気で言ってるんですか…?」
温子の口角が引き攣っている。
それに気づかず、思いの丈をぶちまける晴海。
晴海「もちろんよ~ナイスアイディアでしょ?でも本当は温子と一緒に楽しい時間を過ごしたい…ていうか…私はその…温子が好きだから…」
温子「は…?」
晴海「だから…私と友達になってください!」
温子「ふざけないでください!」
晴海「ヒェッ!?」
温子「自分の思いばかり暴走させて…そういうのを『自己満足』っていうんです!第一、おカネじゃ友達は買えませんから!!!」
ついに温子はキレた。
テーブルを叩いて、札束を晴海に突っ返し、肩をいからせ席を立つ。
晴海「待って、温子…!お願い行かないで!」
温子「キャッ!」
温子の足にしがみ付き、人目もはばからず追いすがる晴海。
晴海「私は温子の役に立ちたいの!そうだ!私が温子の分も残業するっていうのはどう?私ならいくら徹夜してもへっちゃらだから!ね!?」
温子「は…放してください、放して…!」
???「ふーん…いくら残業しても平気なんだ…」
野次馬の影に、ほくそ笑む女の姿があった。
そうこうしているうちに温子は晴海を振り払い、怒りもあらわにファミレスを立ち去っていく。
衆目の視線の中で、晴海は床に付し号泣した。
晴海(またダメだった…また友達になれなかった…どうして…どうしてなのよ~~~)
そんな晴海に、手を差し伸べる者があった。
ハンカチを差し出す白魚のような手。
その先にある輝かしい笑顔は…
菜々美「私がお友達になりますよ!」
晴海「…え?…菜々美!?」
覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第5話】の感想
あーあやっぱりそう来るよなぁ。ていうか主任、行動早っ。
静香の失敗を踏まえて、温子とは慎重にお近づきになるんじゃなかったのかよ!
温子みたいないい子に嫌われてしまうなんて、本当にもったいないです。
欲張らずに先輩と後輩の仲で満足できていれば、それなりにいい関係は保てただろうに…
温子は会社を辞めないとしても今後の業務がやりにくくなりそうですし、主任ますます自分の首絞めてるってば。
残る部下・菜々美は…なんかあやしいですね。
パパ活とか男漁りとかしてそうな雰囲気です。
晴海に近付いて色々と利用する魂胆でしょうか。
まとめ
以上、「覗く女~ハルミ35歳は、友達がいない~【第5話】の感想」のネタバレを紹介しました。
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