モブ子の恋のあらすじ・ネタバレ・感想!恋が苦手な方は絶対に共感できる

漫画「モブ子の恋」は田村茜先生の作品です。

20年間、ずっと片隅で“脇役”として過ごしてきた田中信子に芽生えた、初めての恋心。

積極的な行動が苦手な彼女だが、勇気を振り絞って一歩ずつ距離を縮めようと努力する。

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モブ子の恋のあらすじ・ネタバレ・感想

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モブ子の恋のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

モブ子の恋のあらすじ

田中信子は大学生になって始めたスーパーのバイトが一年を迎えました。

バイト先では、面接時の聞き間違いがきっかけでモブ子と呼ばれています。

地味で大人しくて目立つのが苦手、そんなモブ子。

出勤前の休憩室で、今日からバイトに入った安部さんという可愛らしい女の子が、笑顔で挨拶すると手を洗いに出て行きます。

人見知りを発揮してドキドキとロッカーに向かっていると、同い年のバイト入江君が入って来ます。

今日一緒なんだと一人心の中で喜んでいると、安部さんが挨拶をしているのが聞こえてきます。

「入江さんっわかんない事色々教えてくださいね!」という安部に「でも今日のレジ田中さんですよね だったら安心ですよ 田中さんしっかりしてるから」と言っているのが聞こえて、一人顔を赤くするのでした。

 

モブ子は、アルバイトを始めたばかりの頃、接客対応で困っているモブ子のフォローに入ってくれた入江君のことが、ずっと忘れられずにいるのです。

 

仕事中に、入江君に質問する安部さんの姿を見ていると、ずっとただ心の中で思ってきただけで、一年経った今も連絡先すら知らないんだと思っていました。

 

仕事終わり、あっさりとモブ子と入江君に連絡先を聞いてしまった安部さんに感動を覚えながらも、勇気がです、連絡先を聞くタイミングを逃してしまいます。

原付の安部さんが去った後、モブ子のお腹が鳴ったことがきっかけで、うどん屋へ向かうことに。

 

席についたモブ子は勇気を振り絞って踏み出します。

モブ子「あの一年も経って今更なんですがその も もしかしたら連絡先・・・教えて下さい」

モブ子(言っちゃった・・・)

入江「そうですよね 一年も一緒に働いてるのに こちらこそよろしくお願いします」

モブ子(こんな日はもう少しだけ勇気を出してもいいだろうか ずっと名前の付けられなかったこの気持ちを)

(今なら恋と呼んでもいいだろうか)

モブ子の恋のネタバレ

安部さんの歓迎会の帰り道、二人っきりになったモブ子と入江君。

モブ子(ただ帰る方向が同じだけなのに・・・私だけが勝手にただの帰り道を特別なものに思ってしまっている)

そんなことを考えながら、少しうつむいて入江君の後ろを歩いています。

 

「次の路地ってどっちに・・・」と振り返った入江くんは、後ろから来た高校生の自転車にひかれてしまいそうなモブ子を自分の胸元に引き寄せます。

冷静になった二人は顔を赤くして離れます。

 

入江「思わず掴んで・・・すいません」

モブ子「いえ こちらこそ気付かなくてすいません」

「あのっウチすぐそこなので!」

入江「そうですか」

モブ子「はいっなのでここで・・・し 失礼します」

入江「はい気をつけて」

そこからただひたすら走り続けたモブ子は、家につくなり色々な気持ちが押し寄せます。

モブ子(変に思われなかったなか びっくりしただけだって思ってくれたかな)

(ちゃんと隠せたかな)

(耳が頬が入江君の触れた髪さえも 熱を帯びていたことを)

 

あれから一晩経った土曜日の昼さがり、パートさんの代わりの助っ人として、入江くんと一緒に品出しすることになってしまいます。

気まずさを感じながらも仕事をこなし、次の仕事の段ボールを取りに倉庫に向かったモブ子でしたが、棚の上から降ろすのに失敗しそうになり、そこに助けに来た入江君。

そんな二人の様子を見ていた安部さんは、「ごめんなさい見ちゃったっ」と大興奮の様子です。

 

バイトの帰り道、安部さんに「田中さんって入江さんのことどう思ってるんですか!?」と聞かれます。

モブ子(私なんかの想いを伝えて困らせたりしないように ずっと隠してるつもりだった なのにどうしてこんなことに・・・)

モブ子「ど・・・どうと聞かれましても同じアルバイトの・・・」

モブ子(まだ何の話か分からないし・・・)

安部さんは、手でハートマークを作りじっと見つめ「気づきますよ~だって田中さん入江さんのことずっと意識してるじゃないですか」と笑っています。

なんとか誤魔化さなければと思い「違います」と否定します。

モブ子(私の想いなんかで迷惑をかけたくない)

モブ子「入江君は 入江君のことは苦手なだけで」

安部「あ~~~~~~~~~~らら・・・」

慌てる安部さんの様子に後ろを振り向くと、そこには入江君が立っていました。

聞こえていないことを願って家路についたモブ子でしたが、頭の中はずっと入江君への罪悪感です。

この間聞いた連絡先に連絡してみようとスマホを手に取りますが、反応が怖くて何も送れないまま翌日のバイトの時間を迎えてしまいます。

 

休憩室で会った入江君は「田中さん今日ラストまでですよね よろしくお願いします」と言って先に仕事に向かいました。

きっと聞こえてなかった、いつも通りだったんだと信じて仕事をこなしました。

仕事終わり、安部さんに半ば強引に晩御飯へ誘われたモブ子と入江君。

入江くんの見ていないところで安部さんはモブ子に耳打ちをします。

 

安部「入江さんとちゃんと話して下さい」

「わかってます田中さんがあんな事口走るほど追いつめた 私のせいなんですごめんなさい」

「だからこそ!責任とって誤解を解く場を作らせて下さいだって勘違いで気を遣い合ってるなんて無意味ですから」

 

そして安部さんは原付で一人先にお店へ向かってしまうのでした。

 

入江「あ・・・すいません」

モブ子(気を遣われて小さく距離が空くのが見えた)

入江「・・・あの・・・どうしますか?無理しなくて大丈夫なんで・・・」

モブ子(入江君の優しさに許されて いつも通りの今日があった)

(あの日の言葉が聞こえていなければいいと気にしていなければいいと都合のいい方へ逃げた私は謝ることからも逃げていた)

モブ子「入江くん ごめんなさい」

「この前入江君にその失礼な事言ってごめんなさい あんなこと全然思ってなかったのに あの 本当は・・・ただその・・・私が」

入江「田中さん大丈夫ですよ」

「実際俺暗いので・・・本当に・・・だからえっと感じ悪い所もあったと思うので・・・」

モブ子「そんなことないです」

「感じ悪いなんて思った事無いです いつも親切にしてくれて その それに暗いとか全然そんな落ち着いてるだけだと思います 入江くんは優しいのでだから」

入江「もう大丈夫です」

モブ子(やってしまった)

入江「大丈夫ですよ ちゃんと伝わりました」

「じゃあ行きましょうか・・・お腹も空きましたし」

そして二人は安部さんの待つお店へとまた歩き始めました。

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モブ子の恋のみんなの感想

気をつかいすぎるモブ子を見ていると、なんとも息苦しさを感じる一方で、相手のことをちゃんと想えるその姿に憧れすら感じます。

今回は、モブ子だけでなく入江君もなかなかの変わりモノで、二人のピュアな心と、思ったように踏み込めないドギマギした気持ち。

そして周りの人に背中を押される姿に、なんとも癒されました。

まだ読んでない人は是非無料で読んでみてください!

まとめ

以上、「モブ子の恋」あらすじ・ネタバレを紹介しました。

漫画は実際に絵も含めて読んだ方が間違いなく面白いです。

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