マンガボックスで連載中の「冥婚の契」を読みましたので、ネタバレをご紹介します。
まんが王国で単行本の先行配信を行なっており、気になったので読んでみましたが…
結構怖いです…
ホラーが苦手な人は要注意な作品です。
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冥婚の契【第1巻】のあらすじ・ネタバレ・感想
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冥婚の契のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
冥婚の契【第1巻】のあらすじ
伴侶を得ずに亡くなった者を弔うために、絵馬に架空の人物との婚儀を描き奉納する風習が残る田舎町が舞台となっています。
主人公の小沼正一は、ある事件が切っ掛けでその田舎町に転勤となった学校教師です。彼は女運が非常に悪いこと以外は人のいい人物です。
そんな彼が転勤先に向かう途中の新幹線の中で、悪夢を見て飛び起きるところから始まります。
悪夢で飛び起きた彼は気分転換に外を眺めていると、一人の髪の長い少女を見つけます。目に留まったため、気にはなったものの、彼は特に気には留めませんでした。
そうして、何事もなく学校に赴任した日、彼は生徒に連れられて馬華寺に訪れます。
そこでは「冥婚絵馬」と呼ばれるものが至る所に飾っていました。
冥婚絵馬とは独り身で亡くなった方に対して行われる死後の幸福を祈る風習で、簡単に言えば死後結婚というものでした。
田舎だから不思議な風習もある、多少の薄気味悪さ覚えた彼でしたが、それ以上思うこともなく、生徒たちの案内のもと、楽しい時間を過ごしました。
歓迎会のある当日、彼は仕事の都合もあり、最後まで職員室に一人で残っていました。
そして、そろそろ歓迎会の場所に行こうと片づけをしているとき、ふいに窓に人影が見えました。
誰か他にも残っていたのか、そう思い扉を開けても、誰もいませんでした。
奇妙なことではあるものの、彼は特に気にしませんでした。奇妙なことはあったものの、つつがなく歓迎会を迎え、彼は上機嫌で帰宅しました。
―――そう、それは始まりに過ぎなかったのです
冥婚の契【第1巻】のネタバレ
誰も居ないにも関わらずインターホンが鳴ることや、明らかに自分のではない髪の毛がゴミ袋に入っていること、悪夢を立て続けに見ること。
何より、あの新幹線で見た白いワンピースを着た少女を何度も見るようになりました。その上、彼の周りも立て続けに不幸に見舞われていきます。
精神的に追いやられ、彼は借家に引きこもるようになってしまいます。
そんな彼を心配した同僚の「最上 愛理」のおかげで彼は徐々に平静を取り戻していきます。
ただ、何とか日常生活を送れるほどに回復はしたものの、悪夢は見続け、少女からは不吉なことを告げられるなど、怪現象は終わらない。
何が一体原因なのか、皆目付かない正一は愛理の手を借りて、唯一の手掛かりである村の和尚のもとを訪れます。
そこで、和尚から彼の身に起こる怪現象は全て禍のせいであると言われます。
今一つ要領の得ない説明に納得できない彼に対して、和尚は寺の中にある封鎖された一室へ案内をします。
そこには、一枚の冥婚絵馬が祭壇に飾られていました。ですが、絵馬に書かれた新郎の名前には小沼正一と書かれていたのです。
生者を描くことをご法度とする絵馬の禁忌が破られていたのです。
彼の禍とはこのことを示していたのです。
動揺する彼らに、和尚は今まで生者を冥婚絵馬に描かれたことはあり、こうした対策をして、以前和尚から渡されたお守りを身に着けることで禍を防ぐことができると説きます。
思う所はあるもの、今の所、彼らはその言葉を信じるしかなく、そのまま帰宅します。
和尚の所を訪れた次の日、正一は目覚ましの音で目が覚めます。
彼はその日、久々に悪夢を見ることがなかったのです。清々しい気分のまま、仕事に復帰しました。
仕事も順調に終わり、彼はその足で冥婚絵馬の絵師のもとに訪れます。と言うのも、絵馬に描かれた絵の質から誰かの悪戯とは考え難く、絵馬の絵師に聞けば真相がわかるのではないかと考えたためです。
そんな理由から訪ねたものの、肝心の絵師はボケが始まっており、視力もほぼほぼない状態でした。
どうあがいても絵を描ける状況ではなく、彼は例の絵馬を書いた絵師ではないと思いました。
絵師の家から帰宅の途中、彼は改めて和尚の対策は効果が出ていると認識していました。
もう禍はない、そう安心した矢先に、彼の前にあの少女が姿を現します。
彼は、和尚のおかげで禍は起こらないとすごみますが、少女はあの程度で禍は防げないと言います。
更に、既に均衡は崩れているため禍は連鎖すると言います。
その言葉に唖然とする彼に、突然和尚から電話がかかってきます。
和尚曰く、絵馬を飾っていた祭壇に異変が起きたということで寺に来てほしいと頼まれます。
彼は少女の言葉が気になるもの、寺に向かうことが先決だと考え、急いで寺へと向かいました。
寺へ急ぐ途中、正一は疲れて石階段に腰を掛けます。
彼が腰を掛けた時、尻ポケットに入っていたお守りが破けてしまいます。
彼が破けたお守りに目を向けると、中から盗聴器が現れます。
それが誰の仕業かということに検討は付きますが、彼の心情としては信じたくはありませんでした。
彼は意を決し、和尚のもとに向かいました。
庭にいた和尚に、彼は盗聴器のことについて問いただしますが、和尚は何も答えず、彼を殺そうとします。
当然、彼は抵抗をしました。抵抗して彼が暴れたことで、二人はもみ合いの末、庭の柵を超えて崖へと落ちてしまいます。
落ちた衝撃で気を失っていた正一が目を覚ますと、近くには彼の描かれた冥婚を抱いたまま死ぬ和尚の姿がありました。
一体誰がここに冥婚絵馬を置いたのでしょうか?謎は未だ始まったばかりです。
冥婚の契【第1巻】の感想
民族風習である「ムカサリ絵馬」を題材とした作品です。
題材としては非常にポピュラーであり、物語を作りやすいため、ホラー界隈ではよく使われるネタです。
もちろん、この作品では冥婚絵馬と言うように、手を変え、品を変えていますが。それでも、面白さを失っていないので、作者の物語の構成力の高さがうかがえます。
この作品を評価するのなら、非常に面白い出来だと言えます。
ホラーと言っても、最近多いゴア表現やスプラッタ表現などを前面に押し出したものではなく、非常におどろおどろしい雰囲気を醸しながら進んでいくので、最近ではあまり見ないタイプの作品です。
例えるなら、ゲゲゲの鬼太郎のような、怖いというより気味の悪さの方が目立つ感じでしょうか?それから、読者を飽きさせない様に次から次へと伏線を張っていく様は見事の一言に尽きます。
だから、どこで伏線が回収されるのかを考えてしまい、続きが気になってしょうがないです。
一体どのようなオチが用意されているのでしょうか。
まとめ
以上、冥婚の契のネタバレを紹介しました。
実際に絵も交えて読むとなお面白いです。
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