漫画「金瓶梅」は竹崎真実先生の作品です。
夫を殺して、薬商の資産家、西門慶の第5夫人となった藩金蓮。
旦那様の寵愛を巡って他の夫人たちと、はたまた夫人の座を狙う女たちと熾烈なバトルを繰り広げるドロドロの愛憎ストーリー!
今回も西門家の悩みの種、江露人の縁談についてのお話です。
奥様の座を狙い、露々が企てた金蓮暗殺茶会の全貌とは――!?
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目次
金瓶梅 まんがグリム童話【12月号】のあらすじ・ネタバレ・感想
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金瓶梅のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
金瓶梅 まんがグリム童話【12月号】のあらすじ
四阿(あずまや)にて、嬌児、玉楼、雪娥、金蓮の4人が談笑していました。
「あーあ。せっかくルルを追い出す好機だったのに、まさか金蓮に邪魔されるなんて」
夫人たちはルルの縁談が破談になったことを愚痴っていました。
マザコン男に嫁ぐのがかわいそうで金蓮が助けてやったのだと、姐さんたちはお見通しです。
雪娥「旦那様はこりずに西門家から嫁がせたいんだって」
金蓮「それで今、あの娘はどうしてるの?」
嬌児「今日は持病のお薬を作りに店の方にいってるらしいわ」
金蓮「ふうん…(薬店なら経済がいるから、ルルもおかしなことはできないでしょう)」
一方、西門薬店にて。
西門伯、姜永鐘、ルルが作戦会議をしていました。
西門慶の養女になったルルですが、妻の座を諦めたわけではありません。
西門慶いわく『私にはすでに5人の妻がいる、新しく妻を迎える気持ちはない』。
ということは、5人のうちひとり減れば、自分の席が空く。だから奥方をひとり殺したい。
作戦としては、5人をお茶会に招いて、ひとりだけ毒入り茶を飲ませて殺す。
自分がやったとバレないような毒薬が必要だから、薬師様に作り方を教えてもらいたい…と、西門伯におねだりするルル。
西門伯「面白い娘だね、もちろんだ協力しよう。いい薬を教えてあげよう」
ルル「うれしい!!ルル、上手にやるわ」
姜永鐘(うわあ楽しそう。さすが親子――怖いなぁ)
陳経済(――おいおい、子供にろくでもないこと吹きこんで)
…陳経済が部屋の外で聞いていることを知ってか知らずか、夫人毒殺計画に盛り上がる西門伯&ルル親子。
金瓶梅 まんがグリム童話【12月号】のネタバレ
翌日から、ルルは「今度お茶会を開くから参加してほしい」と夫人たちのもとを訪れます。
呉月娘は二つ返事で承諾しますが、金蓮は簡単にはいきません。
金蓮「ほかの奥様方が全員あなたのお茶会にいらしたら信用してあげる。その時にまたいらして」
ルル(疑り深い女。わかったわよ、ほかの人を全員招けばいいんでしょ!!)
こうしてルルは、夫人たちのご機嫌取りに奔走します。
玉楼の場合
趣味の占いをヨイショしたり、友人が欲しいと打ち明けてみたりして擦り寄ります。
気の優しい玉楼は心を許してしまいます。
雪娥の場合
お茶会のために料理を教えてほしいと擦り寄ります。
雪娥は「毎朝4時に7つの鍋いっぱいに水を汲む、この重労働を1か月休まず続けたら教えてあげる」と条件を出します。
「あんな甘やかされた娘にできるわけがない」とせせら笑う雪娥ですが、ルルは約束を守り早朝からひとりで水汲みをしていました。
毎日ひたむきに働く姿を見て、雪娥は心を動かされてしまいます。
嬌児の場合
投資の腕をヨイショして「実家から持参した資産を増やしてほしい。増えた額の6割は差し上げます」と擦り寄ります。
儲け話に弱い嬌児は、あっさり買収されてしまいます。
夫人たちを懐柔し、ルルの計画は着々と進みます。
『例の品ができた。薬店まで取りにおいで』
ある晩、西門伯からルルに伝言が届きます。
薬店で小箱を受け取り、その足で再びお茶会の誘いに金蓮のもとへ訪れます。
他の奥方が全員参加する、という条件を達成されてしまい不機嫌な金蓮に、エンレイが陳経済から伝言を持ってきました。
『狼が子山羊に薬箱を渡したので、お気をつけになるように』
これを聞いた金蓮は、ルルの毒殺計画を確信します。そして
「子山羊なら美味しく食べられるけど、あいつは痩せた子鼠!食えるところなんかないわ!」
とエンレイに八つ当たりするのでした。
作戦決行前日。
作戦成功を前にしてウキウキのルルは、窓辺にやってきた雪獅子に胸の内を話します。
ルル「ルルね、お茶会を開くの。そこで毒を盛って奥様を殺そうと思ったの。
それを薬師に相談したら、それじゃダメだって。お茶に毒を入れたら、ルルが犯人だってバレてここにいられなくなる――って」
庭木の花を手に取りながら、さらに続けます。
ルル「かわいいお花でしょ?この木の根汁に指をつけるとね、楽しいことが起こるの。
体に毒が吸い込まれて病気になるんですって。頭の中身が溶けちゃって、何も考えられず体も動かせず、寝たきりになっちゃうんですって」
ルルは、お茶や料理ではなく、フィンガーボールに毒を盛るつもりなのです。
…なお、この完璧と思われた作戦が成功することはありませんでした。
ルルが受け取った箱は、注意を反らすためのフェイクであること。
食器は月娘、茶葉は玉楼、料理は雪娥が見張っているから、他の方法で毒を盛ろうとしていること。
雪獅子の体についていた花が猛毒で、この植物を使って毒殺しようとしていること――
梨花と陳経済のタレコミにより、全部金蓮にバレていたのです。
そして、お茶会当日。
お茶会は夫人たちがよく集まる四阿で行われました。
花を浮かべたフィンガーボールを見て、ここに毒を仕込んだと確信する金蓮。
金蓮「ルルさん、あなたの席はどちら?よければ私の隣にこない?」
ルル「まあ、ありがとうございます」
作戦成功を疑わず油断しきったルルをおびき寄せ、足を引っかけて転ばせます。
テーブルに突っ伏して毒入フィンガーボールを被り、慌てて池へ飛び込むルル。
驚く他の夫人たち。
高笑いし、ずぶ濡れのルルを見下ろす金蓮。
金蓮「あらあらルルさん。急にどうしたの、虫でも湧いたの?それとも、私がその理由をいってさしあげましょうか」
ルル(!!バレてた…)
こうしてルルこと江露人と金蓮の確執は、ますます深まっていったのでした――
金瓶梅 まんがグリム童話【12月号】の感想
言うなれば『ルルのかんがえた さいきょうのさくせん!』ってところでしょうか…
悪だくみがバレて金蓮の返り討ちに遭う、という金瓶梅のお約束パターンですね。
こういう話のときは、ハラハラするより「今回、金蓮はどうやって仕返しするんだろう」という目線で見てしまいます(笑)
毎度毎度、雪獅子にゾッコンのエンレイが面白いです。
雪獅子からの初めてのプレゼントが猛毒とか、かわいそうに。。
まだ読んでない人は是非無料で読んでみてください!
まとめ
以上、金瓶梅 まんがグリム童話【12月号】のネタバレを紹介しました。
実際に絵も交えて読むとなお面白い作品なので、是非、下記の記事で紹介している「好きな漫画を無料で読む方法」からお試しください!
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