誰よりもつよく抱きしめて【第6話】のネタバレ・感想!開いていく夫婦の距離…

漫画「誰よりもつよく抱きしめて」はさがわ連先生の作品です。

父親から受け継いだ児童書専門店の店主である水島月菜は、絵本作家の夫・水島良城と結婚して8年。
優しい夫だが、潔癖症を患い月菜に触れることもできず、月菜は内心寂しさを募らせていた。

そんなある日、店を訪れた青年が携帯電話を置き忘れた。

着信音に持ち主からだと思った月菜が電話に出て聞いたのは、ある女からの別れ話だった──。
セックスレスの夫婦を通じて、結婚生活の意義を問う新堂冬樹の純愛小説をコミカライズした注目作!!

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誰よりもつよく抱きしめて【第6話】のあらすじ・ネタバレ・感想

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誰よりもつよく抱きしめて【第6話】のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

誰よりもつよく抱きしめて【第6話】のあらすじ

月菜(克麻くんっ!?なんでここにいるの!?)

マンションを飛び出した先には、克麻がいました。
昨日のことを謝罪しようと早智子に住所を聞いて来たのだと言います。

月菜は心に決めたとおり、克麻に「もう会うのはやめましょう」と告げます。
克麻は昨日の非礼を詫び、月菜の手を取りながら、もう会わないと約束します。

克麻「月菜さん、ひとつだけ言わせてください。
最初にあなたに出会っていたら、僕は女性を愛せるようになっていたかもしれません」

離れる、2人の手。

克麻「さようなら」
月菜(克麻くん…さようなら)

克麻の背中を見守る月菜。

良城「月ちゃん、待って!」

エントランスには月菜を追いかけてきた良城の姿がありました。
しかし、その後ろには千春の姿が…。

克麻は踵を返し、月菜を抱き寄せ唇を奪ってしまいます。
良城の目の前で。

月菜「なんてことを…」

とっさに克麻にビンタする月菜。
「すみませんでした」と月菜に謝罪し、車を走らせていく克麻。
ショックを受け、フラフラとどこかへ歩いていく良城。
「最低ですねっ」と月菜を詰り、良城を追いかける千春。

月菜(あなたとの距離が…計ることができないくらい開いていく…)

――

失意の月菜は、早智子のマンションを訪れました。

自宅に帰ると、千春が上がり込んで良城と談笑していた。
我慢できず家を飛び出したら克麻がいて、良城の目の前でキスをされた。
良城はショックを受けてどこかへ行ってしまった…

…ことの顛末を聞いた早智子は、妻の不在の間に他の女を上げるダンナが悪いと言います。

月菜「でも…いくらなんでも夫の目の前であんなこと…」
早智子「あなたね、なんで克麻くんがダンナの前でキスしたか分からないの?」
月菜「どういうこと?」
早智子「あなたのことをほったらかしにしてたら、ほかの男に取られちゃうぞって。
ダンナに分からせるためなんじゃないの?」

月菜「え…」
早智子「だって克麻くんがあなたのことを本気で欲しいなら、そんなことしてないでさっさと奪っていけばよかったじゃない。
でも彼はそうしなかった。あなたのことを本当に想っているのは、誰なのかしらね?」

早智子は泊ってもいい、と言ってくれましたが、
月菜は良城の帰りを待つため帰宅することにしました。

誰よりもつよく抱きしめて【第6話】のネタバレ

月菜が帰宅すると、既に良城は帰ってきていました。

良城は月菜のことを責めませんでした。
月菜のことは、はじめから怒ってない。
克麻のことも許した。
でも自分自身が許せない…と声を震わせます。

良城「僕たち別れよう」

自分は月菜を幸せにできない。
月菜をこれ以上縛り付けておくことはできないと言う、その顔はひどく憔悴しきっていました。

月菜「なんで…なんでそんなことを言うのっ!?私はこんなにあなたを愛しているのに…っ!!
私を…ひとりにするの?私ひとりでどうやって生きていけばいいの!?」

追いすがる月菜に「君は空を飛べばいい」と力なく微笑み、良城はまた出ていってしまいました。

――

月菜(なんでこんなことに…っ)

あのとき克麻が来なければ。
なんで来た?謝りに?何を?

月菜(本当に謝るなら今謝ってよっ、そうでしょ?)

ひとり自棄酒をあおりながら、スマホに手を伸ばす月菜。

克麻「…はい榎です」
月菜「はーい月菜でーすっ、あなたのせいで夫に捨てられた人妻でーすっ」
克麻「月菜さん?酔ってるんですか!?」
月菜「お酒でも飲まなきゃやってられないわよっ、よしくん本当に出ていっちゃったのよ!あんなことして…謝りなさいよっ、ここにきて謝ってよ…っ」

克麻の返事も聞かず通話を切り、泣き崩れます。

月菜(よしくん…本当にもう戻ってこないの…?
私…空の飛び方なんて知らないわ。
あなたのいない生き方なんて私、知らない…)

――

月菜はインターホンの音で目を覚ましました。

月菜「よ…よしくん?帰ってきてくれたの?」

ふらつく身体でドアを開けるも、そこにいたのは良城ではなく克麻でした。

月菜が心配で来たという克麻。
すっかりやさぐれて、克麻を詰る月菜。

克麻「すみません…責任は取ります」
月菜「責任?何それ、そんなもの取れるの?…そう、じゃあ私を抱いてよ。試してみたいんでしょう?」
克麻「月菜さんっ何を…
月菜「ねぇセックスしましょう?」

月菜を組み敷き、胸をはだけさせる克麻。
自分で誘っておきながら結局、月菜は克麻を拒絶してしまいます。

克麻「それが抱いてほしいという人の態度ですか?僕になら何を言ってもいいと思ったんですか?」
月菜「あ…そんなつもりじゃ…ご…ごめんなさい」

克麻は、自分は良城の代わりに過ぎないことを分かっていました。

克麻「あなたはいつも僕にご主人を重ねていた。最初から。
僕はそれでもよかった。あなたと一緒の時間を過ごせるなら。
でもいつからか、苦しくなった。僕はあなたに本気で恋をしてたんだ」

克麻「月菜さん、僕ならあなたを幸せにできる」
月菜「答えられないわ…」
克麻「いいんです。僕の気持ちを伝えたかっただけですから」

月菜「なんで…私なの?」
克麻「あなたは自分の魅力がわかっていない。
僕にこんなにも安らぎを与えてくれているのに…」

今度改めて会いに来る、と言って、出ていく克麻。
へたり込む月菜。

――ドアの開く音。

千春「…水島さんはどこですか…?」

視線を上げると、そこには千春の姿がありました。
乱れた格好の月菜を見て、怒りにわなないています。

月菜「知らないわ…」

千春「あの人とふたりで…何してたんですかっ!?水島さんを裏切って…!!
あなたに水島さんの妻である資格なんてありません!
あんなにやさしい人にこんなひどいことを…!
水島さんと別れてください!私が水島さんを支えますっ!」

月菜「あなたにできるなら…」
――それでもいいのかも…

月菜を睨み出ていく千春。
ただただ月菜は、壁にもたれることしかできずにいました。

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誰よりもつよく抱きしめて【第6話】の感想

周囲の人間に振り回されっぱなしの月菜が不憫でなりません。
ただ夫と添い遂げたいだけなのに、どうしてこうなっちゃうんでしょう…

欲を言えば月菜サイドだけでなく、良城サイドのお話も読んでみたいですね。

月菜を満足させられないもどかしさや彼女の幸せを願う気持ちは分かるんですが、
(ヘンな下心はないにせよ)何を考えて千春を家に上げたのか…それが知りたい。

本作品は新堂冬樹先生の小説をコミカライズしたものです。
原作とはまた違った印象で物語を楽しめます。

まだ読んでない人は是非無料で読んでみてください!

まとめ

以上、誰よりもつよく抱きしめて【第6話】のネタバレを紹介しました。

実際に絵も交えて読むとなお面白い作品なので、是非、下記の記事で紹介している無料で好きな漫画を読む方法からお試しください!

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