漫画「血と灰の女王」はバコハジメ先生の作品です。
富士山が噴火して以来、日本の、そしてこの街の夜が一変した――
火山灰をかぶった一部の人間達は驚異的な力を誇る闘争型ヴァンパイアとなり血で血を洗う殺し合いを開始!
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血と灰の女王のあらすじ・ネタバレ・感想
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血と灰の女王のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
血と灰の女王のあらすじ
富士山が噴火してもう四カ月。
佐神 善(17歳)は、教室の中で画を書きながら、グラビア雑誌を見ている友人と話をしていました。
外がなんだか賑やかで駆けつけてみると、校門の塀の上に、皮を剥がされ、両手を切断された猫が飾られています。
善は人ごみをかき分けると、そんな姿にされてもまだ生きている猫を連れ出します。
その様子を見ていた生徒たちは、不気味がってヒソヒソと話していました。
人のいない街角で「何もしてやれないけどさ・・・側にはいるよ」と猫を撫でて上げている所へ、一人の女性が現れます。
善(・・・キレイな娘だな。人形みたいだ。)
女性「・・・アンタさぁカサ、ささなくて大丈夫?体中灰まみれよ。気付かなかったの?」
善「・・・・・・本当だ・・・」
善(・・・変だな目にも入ってるのに。)
女性「その子のことで頭がいっぱいで自分のことに気付かないなんて・・・アンタいい人ね!バカみたい。」
ムッとした様子の善に、死んだペットの共同墓地になっている場所を教え、埋めてあげればと提案し去って行きました。
家に帰り、捨て犬や猫たちに餌をやっていると、シロという猫が1匹いないことに気付きます。
友人に「人のいないところを捜してくるよ。」と告げ、出てきました。
向かった先で一つの建物の中から、猫の鳴き声が聞こえて、無事にシロを見つけ出しホッとしたのも束の間、明らかに様子のおかしい男が、ナイフを持って現れます。
男「・・・・・・お前、バカだろ。」
「オレ、刃物持ってるよな。お前よりデカイよな。周りには誰もいない。叫んだって誰も来ない。でも出口は側にある。」
「何で逃げないの?・・・あぁ、ビビって動けねー・・・の?」
善は、持って来たカバンを男に振りかざすと、タックルして猫を抱きかかえ逃げ出そうとします。
しかし、この男を捕まえないと!!!という気持ちが芽生え男に馬乗りになり髪の毛を引っぱります。
「黙れ!!」という男の言葉と共に、頭を押さえこんでいた腕が引きちぎられます。
そのまま男はおもむろに立ち上がると、善を壁に叩き付けます。
善は頬から下の顔を半分失ってしまいます。
そこへ、さっき出会った女性が現れると、男は慌てて逃げていきます。
女性「・・・大丈夫よ。アンタは死なないわ。」
目を覚ますと、善の身体は元通りになっています。
女性が自己紹介しようと提案すると「ドミノ。ヴァンパイアよ、よろしく。」と握手を求めます。
女性によると、善は今日からヴァンパイアとなったようです。
ただ、闘争心が弱い善は使えないと、「今日のことは忘れていいわ」と言い残し立ち去ってしまいました。
血と灰の女王のネタバレ
そこへ、友人である京介から電話が鳴り、猫の件がどうなったか問われます。
様子のおかしい善に気付き「何かあったのか?」と問いますが、本当のことを告げないまま、電話を切り帰って行くのでした。
後日、学校へ向かうとまた生徒たちが何かを見てざわついています。
ふと見上げると、そこにあったのは、串刺しにされ、皮膚をはがれ、内蔵を取り除かれた京介の姿。
その場から動けない善の目の前に現れたのは、先日の男。
男のもとに向かおうとする善を「やめなさい、殺されるわよ。」と引き留めたのは、ドミノです。
夜、この間の建物へ向かった善は、そこで男と再会し「誰でも良かったんだよ。」と笑う姿に、初めて誰かを殺してやりたいという感情が芽生えます。
強い気持ちでついに善の姿がヴァンパイアに変わり、一撃で男を仕留めてしまうのでした。
その様子を見守っていたドミノは、この街で何が起こっているか教えてあげると、明日の夜8時に棺原美術館へ来るようにと約束します。
行かないつもりでいた善でしたが、京介のためにもこれ以上多くの人が死んでしまうことを避けないとと決意し、美術館へ向かいます。
ドミノによると、夜、お互いに殺し合って一番強いヴァンパイアを決める戦いが、富士山の噴火をきっかけとして始まったそうです。
ドミノも、その王となるため、今戦っているんだそうです。
そこに突然ドミノが「私、アンタが好きよ。」とにっこり微笑みます。
ドミノ「マジメで、責任感があって、とってもいい人。バカで使い易そうだし。」
「アンタはどう?私のこと好き?」
善「僕は、君って娘の全部が好きな訳じゃない。正直マトモじゃないと思う。・・・でも悪人じゃない。優しさのある人だと思う。」
そして善はドミノの下について王になる手助けをするという契約を結ぶのでした。
契約後最初の戦いの場に連れて来られた善は、そこで京介のお兄さんに遭遇します。
なんと、京介のお兄さんもヴァンパイアだったのです。
ドミノのように心優しいヴァンパイアだと信じたかった善でしたが、京介のお兄さんはどうも様子が違うようです。
兄「よぉし!!闘おうぜ!!」
善「・・・・・・・・・何で・・・そんなこと言うんですか・・・」
兄「楽しいからだよ。相手の命を追っかけて奪い合う、オレ殺し合いが好きなんだ!」
「お前も好きだろ?」
「あぁ・・・そうだ!血飲んだこと無いんじゃねぇか?飲んでみろよ。テンション上がるぜ~」
「ハハッ!本当!ヴァンパイアは最高だよ!」
善「アナタの弟は!!そのヴァンパイアに殺されたんだぞ!!?」
兄「結局アイツはさぁ、つまんねー人生を生きて、つまんねー死に方をした。やっぱり人間はつまんねーよ。」
そう言って大笑いする兄の姿に怒りがこみ上げ、また善はヴァンパイアの姿になります。
善「僕は、誰かの命を守る為だけに闘う。」
「けど・・・お前は・・・許せないと思う。」
闘いの途中、自爆によって善にダメージを与えた兄に、思わず「・・・イカれてる」と呟く善。
兄「当たり前だろ?ヴァンパイアってのは、元々どっかイカれてる人間がなるんだからな。」
「それだけじゃねぇぜ。人間がヴァンパイアになると、心にさ、火が灯るんだ。」
「心の中の抑えきれねぇ欲望が!!メラメラ燃え上がる!!!燃えすぎて灰になって、失くなっちまう部分もあるけどなぁ!!」
「人間じゃなくなるんだよ!!」
「何を怯えてやがる!!」
「死ぬのがそんなに怖いのかぁ!?ならお前は何のために生きてる!?抑えきれない、心の底から湧いてくる強い欲望があるか!?」
「命をかけてでも、絶対に叶えたい心の底からの夢があるか!?何にも無えなら死んじまえ!!そんな命に価値なんてねーよ!!」
その言葉を聞いて、善の頭に浮かんだのは、10歳の頃大病し、医師から手術の成功率が5割と告げられた時のことでした。
善「命は大切なものだって、分かってる人だから。」
「お前は今まで生きて来て一度でも・・・心の底から、死にたくないと思ったことはあるか?」
「そんな奴が・・・誰かの命を奪うっていうなら、僕は・・・!容赦しない!!!化け物になってでも!!!」
これがラストチャンスとお互いに拳をぶつけあった二人。
力は互角。
負けないというただ強い気持ちでもう片方の手を相手の胸元にぶつけます。
兄がふらついて倒れ込んだその時、ドミノが「ハイ、そこまで♪」と戦いを終わらせます。
なんと、京介の兄である京児もドミノの部下で、この戦いは試験だったのです。
そして、善は正式にドミノの部下になることを認められました。
血と灰の女王のみんなの感想
なかなか衝撃的な画も多く、躊躇してしまう部分もありましたが、話の内容としては命を守りたいという善の強い信念が感じられるものでした。
大切な友人を失い、殺意や闘争心の芽生えた善は、ドミノの部下になることが決まり、京介の兄である京児との戦いにも勝つことが出来ました。
これからどんな戦いで、命を救う事になるのか気になるところです。
どちらかというと大人しいタイプの善が、世界を救う事が出来るのか、見ものですね。
まだ読んでない人は是非無料で読んでみてください!
まとめ
以上、「血と灰の女王」あらすじ・ネタバレを紹介しました。
漫画は実際に絵も含めて読んだ方が間違いなく面白いです。
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