埋み火-うずみび-のネタバレ・感想!

漫画「埋み火―うずみび―」は長崎さゆり先生の作品です。

★概要★
主人公の奈緒子(33)は不妊を理由に婚家を追われ、実家に出戻った。
引っ込み思案で容姿も能力も秀でたところがなく、「素直だけが取り柄」だと誰からも軽んじられて生きてきた。

ある日デパートで火事に巻き込まれ、若い消防士に救助される。
生まれて初めて他人に手を差し伸べられ、「この人こそが運命の人」だと胸をときめかせる奈緒子だが――…

 

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埋み火―うずみび―のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

埋み火―うずみび―のあらすじ

桜の舞い散る季節。
箱田奈緒子(33)は、長年暮らした婚家をトボトボと後にした。
7年間も子供ができなかったので、半ば追い出されるような形で離縁されたのだ。

実家にはあまり戻りたくない。
両親の溜息や兄夫婦の嫌味を、これから毎日聞くことになるのだから。

 

――

 

兄嫁「ねぇあなた。まさか奈緒子さんの生活の面倒、これからずっとあたしたちが見るんじゃないでしょうね」

 

兄嫁は、義妹が出戻りすることに難色を示していた。
奈緒子は引っ込み思案でなんの資格も持ってない。
顔も頭も人並みで、そのうえ石女の烙印をおされた年増なんて、仕事も再婚相手も見つかりっこない。
だいたいそんな簡単に離婚に応じるなんて…なに言われたって居座るか、慰謝料をふっかけてやればいいのに。

兄嫁が文句を言っていると、間が悪く奈緒子がやってきた。
気を遣ってデパートのお惣菜を買ってきたが、食材に気を配る兄嫁にとっては有難迷惑でしかない。

 

兄嫁「家のことは私に任せていいから、奈緒子さんは自分で生きていくことを考えてほしいわ」
奈緒子「はい…すみません…」

埋み火―うずみび―のネタバレ

『すみません』『ごめんなさい』
物心ついたときから、ひとに頭を下げてばかりだった気がする。
これからもずっとそうなんだろうな…と、奈緒子はぼんやり考えていた。

 

できのいい兄は親の期待通りエリート銀行員になり、兄嫁は才色兼備。
姪たちは名門校に通い、兄一家はみな自信にあふれたオーラに包まれている。

別れた夫は跡取り息子で、義父母ともども奈緒子を見下していた。
結婚して半年もたたないうちに浮気をして、夫婦生活はめったになかった。
子供ができないのはそのせいだと自分に言い訳してきたけど、義母に言われて検査をすると…
まさか、女としても落ちこぼれだったなんて。

 

今さらどうやって生きていけばいいんだろう。
才能も取り柄も美しさもない、未来を夢見ていられた『若さ』さえも失った。

 

奈緒子(私には何もない。夢も未来も、どこにも見えない――)

 

――

 

出戻ってから奈緒子はいくつも求人に応募したが、暗い感じが嫌われことごとく落ちた。
就職が決まらない限り、ずっと兄嫁に説教されるのは目に見えている。

アパート暮らしをしようと両親に金を借りようとしたが、
「おまえみたいなトロい娘が1人でやってけるわけがない」と反対された。

 

母「私たちが先だったとき、頼りになるのはお金なんだからね。家を出るなんて、お金をドブに捨てるようなものよ」
父「そうだぞ。おまえはここにずっと住んでればいいんだ」
兄嫁(…ずっと住むですって!?)

 

――

 

翌日
どういう風の吹き回しか、兄嫁は奈緒子をショッピングに連れ出し身なりを整えてくれた。

 

兄嫁「ところでねぇ、お義父さんたちの話聞いたんだけど…
よかったら家を出る費用、私が貸してあげようかと思って。
私ね。奈緒子さんに足りないのは自信だと思うの。あなたの人生はまだまだこれからよ」

 

耳障りのいいことを言うが、兄嫁は何とかして奈緒子を追い出したいのだ。
奈緒子にはそれが見え透いてしまって、どうしても『うん』と言いたくなかった。

 

奈緒子「すみません…せっかくですけど…やっぱり家を出るのはやめておきます…
…両親の心配ももっともだと思うし…何より私自身…そんな自信…持てそうになくて…」

 

自信なさげに、でも口答えだけはする。
奈緒子の態度に腹を立てた兄嫁は「あなたの将来の面倒なんか、あたしは一切見る気はありませんからね」と吐き捨てて帰ってしまった。

 

――誰もが邪険にして、そのくせいいように扱おうとする。
みんなが、私なんてどうでもいいと思ってる。
私なんて踏みにじってもいいと――

 

ふいに火災報知器が鳴り響いた。
どうやらデパートで火事が起こったらしい。
このままここにいたら、命を失うかもしれない。
それもいいかもしれない。生きてたっていいことないもの。

熱気と煙に巻かれ意識が遠のきかけた頃…駆け付けた消防士に救助された。

 

消防士「しっかりしろ!!もう大丈夫だ、だからがんばれ!!」
奈緒子(え…誰…?あたしを助けてくれるの…?)

 

――

 

後日
入院している奈緒子の病室に、見知らぬ青年が花束を持って訪れた。
その青年は奥山といい、奈緒子を救助した消防士だという。
奈緒子は、初めて自分に手を差し伸べてくれた青年に恋をしてしまった。

 

奈緒子(もしかしたら…今日までの私は、きっとあの人と出会うための…これは運命…)

 

奈緒子は兄嫁に頭を下げて、アパートを借りるお金を貸してもらうことにした。
もともと奈緒子の独立を望んでいた兄嫁は、気前よく了承してくれた。

 

もう誰がなんて言おうと気にしない。私は彼にふさわしい女になるんだ――

 

化粧をして、新しい服を買って、目いっぱい若作りをして…
彼の勤務地である消防署に行くと、彼はちょうど退勤するところだった。
見知らぬ女と寄り添い、卑猥な話をしながら。

 

奥山「泊ってけよな」
女「分かってるって、アレは買ってる?」
奥山「あるけど今日は生でいい日だろ~」
女「ったく透のスケベ、子供できたらどーすんの」
奥山「しゃーねー。そん時は結婚してやるよ」
女「何その言い方、ムカツクー」

奈緒子(…そんな…そんなはずは…ないわ…あの人と私は…運命の…)

 

――

 

それからというもの、奈緒子は精神を病んだ。
時を同じくして放火事件が相次いだ。

 

そして運命の夜。

 

奈緒子「お父さん、お母さん、お兄さん、お義姉さん。
私ね、実は結婚したい人がいるの。
今日はその彼にプロポーズしようと思うの。
でもその彼、奥山透くんはまだ20代で、お父さんたちの目には頼りなく見えるかもしれない。
だからね、一番素敵な彼の姿を、みんなに見てもらえば納得してもらえると思うの。
少し苦しいかもしれないけど我慢してね。彼ならきっと助けてくれるから」

 

ガリガリになるまでダイエットをして純白のウエディングドレスを着た奈緒子は、うっとりと家族にそう語った。
両親・兄夫婦・姪は縛り上げられて、恐怖に引き攣った表情をしている。

 

灯油を家に撒き、火をつけて――
業火の中で、奈緒子は奥山の迎えを心待ちにした。
彼がこの業火から助け出し、抱きしめてくれるはずだった。
しかし現実は非情だった。
彼は一向に助けに来ず、奈緒子を抱いたのは燃え盛る灼熱の炎だった。

 

――

 

女「ねぇねぇこの火事って、透が前助けた人なんでしょ?」
奥山「ああ。まったく放火犯救助したなんて、消防士としちゃまぬけだぜ…」

 

奥山は風邪で欠勤しており、彼女と一緒に放火のニュースを見ていた。
連続放火事件は奈緒子の仕業と明るみになった。
さらには、先のデパートでの火事も奈緒子の仕業ではないかと疑惑の目が向けられた。

 

――

 

看護師1「苦しそうですね、この患者さん」
看護師2「そりゃ全身火傷だもの、地獄よ…
もう意識が戻るのは絶望的だし。
たとえ戻ってもこの体で、しかも放火犯じゃねぇ…
夢でもさめても地獄しかないわよねぇ…」

 

家族は亡くなり、奈緒子は意識不明の重体となった。
全身火傷の苦しみの中、声なき叫びを上げ続ける奈緒子。

 

奈緒子(痛いわ…熱い…誰か助けて…誰か火を消して…お願い誰か…私の火を止めて)

 

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埋み火―うずみび―の感想

まず言葉が出ない、ヘビーすぎて笑えないッス。

取り柄もねぇ、若くもねぇ、結婚するにも子も産めねぇ。
資格もねぇ、愛想もねぇ、顔は大してキレイじゃねぇ。
ないない尽くしで誰からも必要とされず、「お前は素直だけが取り柄だから言うこと聞いてりゃいいんだよw」という扱いを受けて、やっと希望を持てたと思いきやぬか喜びに終わり、ついにカタストロフに…これのどこに救いがあろうか。

ストーリーな女たちで連載されている「天使の腐臭」もそうですが、長崎さゆり先生の作品は胸に刺さるなーと思いました。

まとめ

以上、「埋み火―うずみび―」のネタバレを紹介しました。

こちらは「ストーリーな女たちブラックvol.27」で連載された読み切り作品です!
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