きみは面倒な婚約者【第5巻】のネタバレ・感想!

漫画「きみは面倒な婚約者」は椎野翠先生の作品です。

「絶対に抱かないつもりだったのにな」…。

私、主人公なんですが!?婚約者なんですが!?社長令嬢なんですが!?処女なんですが!?…

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きみは面倒な婚約者【第5巻】のあらすじ・ネタバレ・感想

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きみは面倒な婚約者のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

きみは面倒な婚約者【第5巻】のあらすじ

橘(俺は絶対に抱かないつもりだった それだけは信じてほしい)

 

 

今日は一緒にDVD見るだけとの嘘に誘われて、部屋へ来た紫乃を抱いています。

必死に声を抑えこむ表情に、こんな顔もずっと見たいと思っていたと、気持ちが高ぶるばかりです。

 

けれど、なぜか今朝から紫乃の機嫌が悪いのが気になります。

聞いても答えてくれそうな風はありません。

 

昨夜のセックスで嫌がるところばかりを攻めたから?と思いながらも、今日もまた紫乃を抱きしめているのです。

そこに花澤からのメッセージが届きます。

同期と食事に行くと言っていたので、今日は隣に花澤はいないと誘ったにも関わらず、どうやらかなり帰りが早かったようです。

 

隣に聞こえるような声で「さっきから仕事の連絡もうるさいし今日はやめておきましょうか」と言って、花澤と紫乃を安心させておきながら静かに紫乃を押し倒し、花澤が帰って来たから声を抑えるように指示するのでした。

 

そしてキスをしながら、これまで紫乃に対して手加減しすぎたようだと、少し強引に事を進めます。

 

橘(紳士ぶって色んな事を我慢してきたからこういう時どんな反応をするかも最近まで知らなかった こんなに加虐心を煽るタイプだったとは)

 

腕の中で眠る紫乃を見つめながら、これまで清く正しい婚約者としてのらりくらり過ごしてきた3年間を思い出していました。

自分にも事情があり関係を進められずにいたものの、紫乃自身どこか演技めいた部分があるように感じられていました。

その紫乃の態度に「品のいい婚約者」であることを求められている気がしていたので、花澤への嫉妬から紫乃が涙した日には、なんだか嬉しくて心臓わし掴まれてるくらいの嬉しさを感じ、思わず一線を越えてしまったのです。

 

紫乃の手にはまた漫画を読んでいたのであろう、スマホが握られています。

手に取って開いてみると、主人公の女がどことなく花澤に似ていて、紫乃は傲慢な婚約者と自分を重ねているようです。

それを知った橘さんは共通点といえば同じ社長令嬢であることくらいで、自分の立場を笠に着るような人間は、紫乃が最も嫌うタイプなのに・・・と思っていました。

きみは面倒な婚約者【第5巻】のネタバレ

3年前

 

業務外で勉強しないといけない事が多すぎて、毎日眠くて仕方ありませんでした。

 

実は、橘は世間一般でいうところの御曹司で、父親は菓子メーカーの社長をしています。

菓子にも経営にも興味はないけれど、是が非でも会社を継ぐことが決まっています。

玉の輿を狙う女子や、すり寄ってくる同級生にうんざりな日々を過ごして学生時代を過ごしてきました。

それから社会勉強という名目で、父の友人である加治屋が経営する加治屋フーズへ入社したのです。

 

利用者の少ない資料室で仮眠を取って過ごしていたある日、紫乃が目の前に現れたのです。

紫乃が泣いていることに気付きながらも、平然を装って「仕事はもう慣れましたか?」と訊ねました。

 

紫乃「新入社員相手に敬語を使わないでください」

橘(・・・おやおやこれはよっぽど社内で特別扱いされているらしい)

橘「単によく知らない人だからです」

「自分が社長の娘だから敬語を使われてると思いました?」

紫乃「――ごめんなさいひねくれた見方をして」

 

案外素直な紫乃に驚きながらも、隣の席へ座るよう誘います。

やっぱり敬語は――と困った顔をするので「なんで泣いてんの」とストレートに聞いてみることにしました。

社長の娘なのにいじめられる訳がないとやけに自虐的に答えたかと思えば、広報部にやってきた常務が、ゴマスリの為にした賞讃によって周りから白けた視線を浴びせられたんだそうです。

 

橘「・・・別の会社に行く事は考えなかったの 社長に許してもらえなかった?」

紫乃「いえ――頼めば父は許してくれたと思います」

「でも逃げるのも嫌で」

橘「・・・逃げる?」

紫乃「そりゃ他の会社に行けば誰も自分のこと知らないし天国です」

「変におだてられたり利用しようと近づかれる心配もないし」

「でもどんなに避けようとしても私の父は社長で 私に期待を向けてくる人もいて 勿論うんざりすることもあるけどそんな環境も全部ひっくるめて“私”だと思うから」

「隠すよりも折り合っていきたいなって」

 

橘(頭をぶん殴られた気分だった)

(自分がしていることが現実逃避だという意識はどこかにあって 客観的に見た自分はあまり好きになれなかった)

(“折り合っていく”なんて――考えたこともなかった・・・)

 

どの口が言っているんだと分かっていながらも「きみは多分うまくやっていけると思うよ」と言うと、紫乃はぱっと明るい表情になるのでした。

 

それからお昼は資料室で二人過ごすのが日課になったのです。

 

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きみは面倒な婚約者【第5巻】のみんなの感想

ついに橘さん目線での話が見えてきました。

抱かないつもりだったのにと言ったのは、二人の清く正しくの関係を続けていきたかったり、紫乃を大切に思っているからだったようですね。

事情があって関係を進められなかったという部分が気になりましたが、玉の輿を狙う女にうんざりしていたとあったので、噂されていた彼女ではないような気がしました。

御曹司として決められたレールの上を歩き、その現実から目をそらすかのように加治屋フーズに入社した経緯があったことには驚きましたが、仕事が出来る品のある男性である理由が分かりましたね。

まとめ

以上、「きみは面倒な婚約者」のネタバレを紹介しました。

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