ピッコマ無料連載中の「悪女の定義」を読みました。
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悪女の定義【第8話】あらすじ
侍女は女中と違い、一種の秘書職です。
同じ貴族を従わせることになるため、代々高貴な家柄だけが侍女を付けることが出来るのです。
なのでプラチェット伯爵夫人がアイリーンの侍女として宮にやってきたことは、大問題なのです。
さすがのシャルティアナでもそれに気づきました。
ステナ家の家柄はそこまで高貴ではなく、ステナ伯爵の夫人でさえも侍女を付けていなかったと乳母は言います。
レジーナだからということではなく、ステナ家とプラチェット家との勢力の差もある為、自分の家柄よりも上の侍従を付けることは明らかにおかしなことなのです。
侍女の任命にはまずリストを上げることから始まり、皇太子殿下のご承認を得る必要があるといいます。
直接リストを上げる必要がある為、ステナ伯爵にはそんなことはできるはずはありません。
もっと上からの指示があったとなると皇太子からではないか・・・とシャルティアナは推測します。
乳母は問題はそれだけでなく、ステナ令嬢にはすでに侍女がついているのにシャルティアナにはまだ一人もついていないことも指摘します。
シャルティアナは怒りが沸き上がりますが、もう少し待ってみることにしました。
悪女の定義【第8話】ネタバレ
入宮後一週間が過ぎましたが、シャルティアナにはまだ侍女が現れません。
宮廷の制度上レジーナの行動は制限されており、シャルティアナは主に部屋で時間を過ごすしかできないでいました。
そんな中侍女任命の問題について考えていると、乳母と話した時には思いつかなかった別の一面が見えてきました。
レジーナの侍女になるということは、侍女の家門がそのレジーナを支持するという意味でもあります。
ステナ家(アイリーン側)は勢力的な意味ではカイロン(シャルティアナ側)の敵にはなりえませんが、プラチェットのような家門がステナ家を指示したとすればどうなるのでしょう。
またほかの力のある家門がステナ家側についたとすれば・・・。
そこから見ると、皇太子は無理やりにでもステナ家に力を与えてカイロンの息の根を止めようとしているとシャルティアナは推測しています。
実際、お披露目パーティーでも状況はすでにシャルティアナ達にとって良くない方向に傾いているのです。
それはシャルティアナだけでなく、大切な新しい家族の運命もかかっていることに気づきました。
そうだとすれば、黙っておとなしくなんてしていられないとシャルティアナ動きだします。
ある日、シャルティアナは宮園を一人で歩いています。
それをみてこそこそと話す使用人たち。
独りの男性が、公女様のような身分の人がどうして一人で歩いているのか尋ねてきました。
そこでシャルティアナは、自分に使えてくれる侍女がまだ来てくれず、皇太子殿下も知っているはずなのにどうしてなんだろうとわざと口をこぼしました。
男性は公女のお供をさせてほしいといってきますが、嬉しいけれど図書館に行くので時間がかかるかもしれないからと明るく断ります。
これはシャルティアナの作戦で、わざと侍女問題をみんなに知らしめて自分の行動が耳に入るようにして宮を出たのです。
図書館に来たのはただの口実、本当の目的は宮の外に出て「偶然」父に会うことなのです。
カイロン「シャルティアナ!」
シャルティアナはこんなところで会うなんてと偶然を装い、軽く会話をします。
父はゆっくり話したいが時間がないといいますが、何か用があったのではないかと聞いてくれました。
シャルティアナ「プラチェット伯爵夫人がステナ令嬢の侍女として来たの」
カイロン「こちらでも騒ぎになっているよ。皆口を揃えて信じられないと言っている」
ここでシャルティアナは自分の侍女がどうなっているのか聞きました。
父はシャルティアナの入宮に間に合うようにリストを上げたが、皇太子殿下が全く不可だとしいろいろな理由を付け返事を遅らせて承認をしてくれなかったのです。
シャルティアナ「これ以上遅らせることはできないはずよ。今日私が一人で外出しているのを沢山の人が目撃したもの」
カイロン「なるほど、貴族たちがそれを知ったら黙っていないだろう」
「皇太子の手によって最も高貴な貴族の権利がはく奪されたのだから。賢い方法だ」
こんな争いの中で生きることになったシャルティアナを憐れんで、優しく抱きしめます。
そしてもう一度リストを上げてみることにすると言うのですが、シャルティアナは皇太子自ら動くように何もせずに待っていてほしいと伝えます。
父はそうすれば皇太子の好きなように決められてしまうと否定的ですが、きっと密偵を送ってくるだろうから腕のいいのを送ってくるように伝えてほしいとシャルティアナは言い、何か企んでいる表情です。
その答えに父は納得しました。
そしてもう一つ、皇太子殿下がカイロン家をここまで冷遇するには何か理由があるのではないか問います。
父は少し悩んだ表情をしますが、ここで話すことではないと話を止めました。
これで何か理由があるのだと確信したシャルティアナは、宮に戻ることにします。
帰ろうとしたところ、父は優しく抱きしめてくれました。
カイロン「まだ皇太子殿下の事が好きなのかい?」
悪女の定義【第8話】感想
少しずつですが、シャルティアナ(芙美)の計画がはじまりました!
周りから固めていく作戦のようですね!(笑)
昔のシャルティアナから考えると、そんなことをするなんて周りも考えていないことでしょう。
そしてなによりも、カイロンが言うのをためらっていた冷遇の理由がかなり気になります。
シャルティアナの悪行とは別の理由があったのであれば、原因は彼女ではありませんので、また話は変わってきます!
そしてその原因にアイリーンも関わっているとすれば・・・
優しい子ではなく本当の悪女だったりするのでしょうか?(笑)
まとめ
以上、「悪女の定義」のネタバレを紹介しました。
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