花園さん、結婚するんだってのネタバレと結末!感想とあらすじもあり

こんにちは!

『花園さん、結婚するんだっての』を読みました。

以下ネタバレが含まれますので
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『花園さん、結婚するんだっての』のあらすじ

「花園さんは ・・・本当に綺麗な女です。 みんなが噂しているような人じゃない」

「・・・彼女はすんごい可愛いですよ。 それにエロい。 まあ僕の前でだけだけど。」

「花園さんは僕の・・・一番困った、可愛いい生徒です。」

生徒や教師が口々に話す。

ミスグランプリにも選ばれた美人で男子生徒の憧れの的“花園 咲”は、『学校やめて結婚する』・『妊娠したんだって』などのウワサが流れていた。

エンコーだとか、担任教師が怪しいだとか、16歳で産むとかスゴいだとか・・・

校内では咲の話しでもちきりだったが、誰も真実を知る者はいなかった。

そして、もう1人 学校で有名な『ヤリ〇ン』“菅井 新”は、可愛い顔の犬のような性格で、デブスでも手あたり次第。

「女のコはみんなそれぞれ可愛い!!本気でそう思えるようにならないと俺みたいな立派なヤリ〇ンにはなれねーゾっ」と自他共に認めるチャラ男なのでした。

咲のウワサで落ち込む男子たちと違って、新は全く知らん顔。

しかしそんな新にも影響が・・・

『花園さん、結婚するんだっての』のネタバレと感想

その日セックスをする時、いつもは着けないコンドームを着けようとした新に不思議がる女性。

《もしも避妊しなかったら・・・ 今まで関係を持った女子全員が妊娠したら・・》と考えると、感じた事のない興醒め感を味わい

《完璧にホラーじゃねえか》と顔をしかめた。

演劇部に所属している“ユキ”のクラスでも咲の話題でもちきりだったが、《みんながウワサしてるような悪いことはしてない気がする》と思っていた。

そして、劇の際のプロポーズのシーンで『結婚』というセリフが上手く言えずに困っていた。

そんな時、咲と唯一話した場面を思い出し、あの時 咲に「綺麗だね」という言葉を飲み込んだこと・・・

咲が学校を去ることを憂いて、相手の男をなんとなく憎んでさえもいた。

そんな気持ちに気付いたユキは本番でプロポーズする相手を咲だと思い込み演技して、見事拍手喝采となる。

そして放課後に咲が退学届けの手続きをするという話題を聞いて、ユキは屋上に居合わせた新に協力を求め横断幕を広げると―――

『花園さんがんばれ!!』と書かれていた。

また、咲は担任の“松岡先生”には打ち明け相談もしていた。

親身になって咲の相談にのり、「困らせてごめんなさい・・・ でも諦めたくないんです。」そう言う咲に《子供っぽく自分勝手》と思いつつも、《純粋で美しく崇高》とも感じてしまっていた。

しかし、親身になっていたことで逆に変なウワサが流れてしまい、松岡は嫌がらせを受け、校長からの退職を言い渡されてしまう。

そんな松岡に、咲の父親は深々と頭を下げ、咲と両親共にお礼を言い松岡は学校を去って行くこととなってしまった。

咲の相手“真司”は幼馴染で家も隣、お互いの両親共に二人の関係を知って認めていた。

二人は未成年でありながら既に大人の関係にあり、結婚の口約束もしていた。

そんなある日、咲から『修行の旅に出ます』と意味不明なメッセージが届き、それ以来 咲は真司の部屋に来なくなった。

一週間程経ち、我慢できなくなった真司が咲に会いに行こうとすると、咲の母親から『妊娠』の事実を告げられる。

咲の居る産婦人科に行くと、咲は一人で解決しようとしていたことを告げ、二人は話合い―――

咲は「私の事だけ考えていいなら産みたい・・・」と言い、その気持ちに真司は「産んで欲しい」と答えた。

真司を独占したい気持ちから行為の際に咲は避妊を拒絶し、《もっと強く真司と結ばれたい》という思いから妊娠へと至った。

そんな時を振り返り咲は《浅はかで自己中なただの子供だった》・《16歳で妊娠するべきじゃなかった》と今では思っていた。

そして、真司が18歳になると正式に結婚し、子供の“花”も産まれ、みんなが祝福し可愛がってくれるのだった。

咲は沢山の人に迷惑をかけたが「ごめんなさい」ではなく「ありがとう」と伝えることにしたのです。

細かい内容はぜひご自身の目で
確かめてみてください!

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まとめ

平凡でイジメられていた真司と、『綺麗』と言われ続けた高嶺の華の咲。

咲は小さい時から『綺麗』と言われるのが嫌で、呪いのように感じていたが、写真だけの結婚式でウエディングドレス姿の咲に真司が言った「綺麗だね」という一言に《自分にかかっていた呪いが解けた》そんな気がして泣き崩れた。

一見なんとも幸せな二人のハッピーなストーリーに感じるが、『周り』に及ぼし影響は非常に大きく、様々な人の心に変化をあたえてしまう・・・

個人的にも思える事が・・・

と、いうのがひしひしと伝わってくる気がした作品でした。

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