漫画「新 緋桜白拍子」は藤丞めぐる先生の作品です。
時は平安。有力貴族・右大臣家の養女である梓(あずさ)は、幼いころ暗殺組織「緋桜院」で殺人術を学び育った過去を持つ。
組織の解体とともに右大臣家に引き取られ、自分を助けてくれた養父のため夜な夜な白拍子の姿に扮し、政敵たちを討ってきた。恋人・時迅(ときはや)と結婚し、平穏な生活が訪れたと思いきや、緋桜院の残党・緑水(りょくすい)が現れる。梓は再び白拍子に変身するが……。
帝のもとへ出仕するも、時迅と逢引を重ね懐妊した梓。
2人目を授かって、うれしいはずなのに――!?
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目次
新緋桜白拍子 まんがグリム童話【1月号】のあらすじ・ネタバレ・感想
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新緋桜白拍子のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!
新緋桜白拍子 まんがグリム童話【1月号】のあらすじ
凛子(見てなさい尚侍、あなたから帝を奪ってみせるわ!)
梓への対抗心に燃えると同時に、一向に帝が来ない事に腹を立てる凛子。
凛子「お兄様を呼んで!」
女中「は、はい。内大臣を…」
――ところ変わって
内大臣(凛子の兄)「ところで帝。凛子はお気に召しましたでしょうか?」
帝「………うむ、気に入った」
NOと言えず眉間に皺を寄せ答える帝。
言っちゃえよ、「喘ぎ声がうるそうて余の好みではない」って。
内大臣「おお、恐悦至極に存じます!ならば皇子誕生の吉報も近いうちに」
何というか、押しの強さが兄妹ですねぇ。
オッサンのくせにハートマーク飛ばしたり、おヒゲの大臣と火花を散らしたり…
このヒトいいキャラしてます(笑)
内大臣「凛子が寂しがっております。あれは若いので寵愛を受ければすぐに皇子を宿しましょう」
「皇子誕生の知らせを聞きたいですな」「皇子を」「皇子を」とうるさい大臣達の皇子コール&内大臣のゴリ押しに負け、イヤイヤながらも凛子と夜を共にする帝。
まんまと帝の寵愛を受け、ほくそ笑む凛子。
凛子(お兄様に頼めば、帝は私のところへ来て下さる。尚侍、これからは一人寝の寂しさに悶えればいいわ!)
よっぽど一人寝が寂しかったんですね、凛子さま。
ていうか、梓の方は帝が来なくなってせいせいすると思うんだけど。
新緋桜白拍子 まんがグリム童話【1月号】のネタバレ
梓は時迅との逢引のため、弘徴殿を訪れていました。
梓「お邪魔いたします宝子様」
宝子「いらっしゃい梓様、中将様はまだ来ないようだから、少しおしゃべりしましょう」
宝子様は今日もお優しい!
ウザイちゃん兄妹とは似ても似つかないです。
…おなじ遺伝子なのに、一体どこで差がついたんだろう。
宝子「凛子が来てから、何か変わったことはない?」
梓「え(ドキッ」
宝子「あの子は少し気性の激しいところがあるから。帝のお気に入りであるあなたに対して、何かしでかすのではないかと思って」
「もうやられました!あなたの妹にウ〇コ踏まされそうになりました!!」とも言えず笑ってごまかす梓。
宝子「不思議に思うのだけれど、帝は一体どこであなたを見初めたのかしら」
梓「さぁ…分かりません。私が独り身だったらよかったんですけど」
宝子「あなたには中将様がいらっしゃるものね。あなた達の睦まじさを見ていると、帝が気の毒に思えるわ」
梓の気持ちが時迅から離れることはないと、早く気付けばいいのに…
――談笑している途中、梓は急な吐き気を催します。
宝子に「もしかしてお子ができたのではなくて?」と言われ、懐妊を確信する梓。
宝子「…そのお子は『どちら』の?」
宝子は心なしか表情を曇らせ、時迅と帝どちらが父親か――と問います。
梓「もちろん時迅の子供です!私は帝とはまだ何も…」
それを聞いて、安心したように微笑む宝子。
悪阻に苦しみながら、自分の部屋に戻る梓。
宝子(尚侍が懐妊…もしそうだとしたら、帝はどうなさるかしら。
ご自分の子だと言い張るかもしれないわね。
そうしたら私の立場は…姫宮は…?)
梓のいなくなった部屋で、哀しげな顔で袖を握りしめる宝子。
――
梓の体調不良を聞いて駆け付けた時迅に「赤ちゃんができたみたい」と耳打ちする梓。
時迅は血相を変え「まだ誰にも言ってないね?」「本当に子ができたのか確かめないと」と言い、慌てて右大臣を呼びに行ってしまいます。
右大臣(義父)が連れてきた医者に診せたところ、梓は間違いなく妊娠していました。
時迅「…申し訳ございません」
2人目を授かって喜ぶ梓は、なぜ時迅が義父に土下座するのか分かりませんでした。
梓は「出仕前に身ごもっていたことにすれば、なんの問題もないはず」
「そうすれば尚侍を退いて家に帰れる」と軽く考えていましたが、
そんな言い訳を帝が信じるか?と言われると――…
出仕していながら時迅の子を身ごもった梓に与えられた選択肢は、3つ。
①穏便に済ませるなら、帝の子として産む。
今夜にでも帝を迎えてしまえば出産予定日はいくらでもごまかせるし、国母という最高の地位を得られる。
②帝に真実を話す。
そうなれば今度こそ時迅は罰せられ、義父は失脚してしまう。
息子である春海の将来も閉ざされ『失脚し都を追われた貴族の子』を蔑まれて一生を過ごすことになる。
③なかったことにする。
つまりは堕胎する。
「国母の地位などいらない。この子は時迅の子として産みたい」と強く希望しつつも、自分たちの軽はずみな行為で義父を苦しませたことに苦悩する梓。
梓の気持ちを汲み、いい方法を考えようとなだめる時迅と義父。
梓(どうすればいいの…この子は時迅の子よ、ちゃんと産んであげたい。帝の子になんてしたくない…!)
――
梓(あれから義父君は何もおっしゃらない…いい方法が見つからないのかしら)
命婦「梓様、そのように思い詰めてはお体に障りますわ。今はただお子のことだけを考えられては」
梓「…そうね」
梓(そうだわ。どんなことになっても、この子は無事に産んであげなくちゃ)
なずな「ご懐妊を隠しておかなければならないなんて…」
命婦「本来なら喜ばしいことなのにね。どうなるのかしら、梓様と時迅様は…」
――
凛子「…なんですって、尚侍が懐妊…!?」
梓の懐妊の情報を聞いて放心する凛子。
「嫌がらせをしても動じなかったのは、自分だけが帝の寵愛を受けている自信があったからね!?」と、どこまでも勘違いしておいでです…。
凛子(いいえ、帝の皇子を産むのはこの私よ。あんな女の子供なんて死ねばいいのに)
そうよ、あんな女の腹の子なんて――殺してしまえばいいんだわ。
新緋桜白拍子 まんがグリム童話【1月号】の感想
梓と時迅夫婦、もうちょっと計画性が必要なんじゃ?
まして時迅は、いま子供ができたらまずいの分かってるんだから、その点説明したうえで行為を控えればいいのにな…
宝子様、優しいんだけどなんかコワイです。
穏やかな気性と、寵愛を失った寂しさと、姫宮の将来を案じる気持ちとがない交ぜになって、時折何とも言えない表情になりますね。
おなじ月刊誌「まんがグリム童話」に掲載している「金瓶梅」の奥様方みたいに、ケンカしまくって次第に打ち解けた関係でなく「表面上穏やかだけど、内心思うところも利害関係もある」感じなのも気になります。
そのうち「梓様…どうして奔放に生きてるあなたが、そんなに幸せそうなの?」とか言って闇落ちしそうで恐ろしいですよ。
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まとめ
以上、新緋桜白拍子 まんがグリム童話【1月号】のネタバレを紹介しました。
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