きみは面倒な婚約者【第1巻】のネタバレ・感想!椎野翠の世界をお楽しみに!

漫画「きみは面倒な婚約者」は椎野翠先生の作品です。

「絶対に抱かないつもりだったのにな」…。

私、主人公なんですが!?婚約者なんですが!?社長令嬢なんですが!?処女なんですが!?…

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きみは面倒な婚約者【第1巻】のあらすじ・ネタバレ・感想

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きみは面倒な婚約者のあらすじ・ネタバレを紹介しますのでご注意ください!

きみは面倒な婚約者【第1巻】のあらすじ

お菓子の原料を製造販売している加治屋フーズ。

一般消費者からの知名度こそ低いけれど就活生にも人気の優良企業です。

そんな加治屋フーズに入社してもうすぐ4年目になる、広報部員 加治屋紫乃は、社長の娘でもあります。

 

「社長の娘」はどう振る舞うのが正解なのか未だにわからずいます。

 

会議が終わり部屋を出たところで、橘さんに遭遇します。

いつも通り、百点満点の素敵な笑顔と耳心地の良いハスキーボイスに紫乃は惚れ惚れしています。

橘はじめさんは6年目にして大口顧客をいくつも抱える営業のホープで、紫乃の自慢の婚約者なのです。

 

仕事終わり、一緒に帰ろうと耳打ちされ、自然と仕事も捗ります。

橘さんから連絡が入り1階へと向かうと、父と何か話している様です。

 

父「紫乃の件はわかっているね」

橘「ええ勿論です社長」

父「くれぐれもよろしく頼む」

紫乃(わかってるって何を?)

 

何も聞いていないフリをして合流すると、「今父と何か話されてました?」と探りを入れてみます。

しかし、特に話はしていないとあっさり嘘をつかれてしまいます。

けれど、きっと知らなくてもいい事はあるんだ――お互いにと自分に言い聞かせ、レストランへと向かうのでした。

きみは面倒な婚約者【第1巻】のネタバレ

食事中、最近広報の仕事でよく営業フロアにも行ってしまっているけれど、あんまり来られるとやりにくいとか言われていないかと言われていないか相談します。

橘さんは社長の娘さんだからと言われているようなことはないけれど、「お前に会いに来てんじゃないのか?」と冷やかされたりはすると予想していなかった返事。

 

橘「正直見せつけてやりたい気持ちもあるんですけどね」

「内心では結構浮かれてたりするんですよ なんてね」

紫乃(橘さんはずるい 普段すごく大人なくせにたまにこんな風にかわいく笑って見せたりするんだから)

 

食事を終えて家の近くまで来た時、ふいに橘さんが紫乃を引き寄せ、キスをしました。

「社長にはどうか秘密で」なんて言うので、別れた後、別れ際のキスはお約束みたいになってはいたけれど今日のは何だかまるで漫画のワンシーンみたいだったと興奮がおさまりません。

けれど、こんなデートもキスも橘さんにとっては婚約者としての義務でしかないのだろう、この縁談は所謂“政略結婚”なのだからと虚しさも感じるのでした。

 

婚約から3年が経過しましたが、二人の関係は至って健全で、触れるだけのキスから先に進む気配は全くといってありません。

だからこそ好かれてるなんて自惚れる事もなかったけれど、いつかはあの目に求められたいと、紫乃は毎晩シャワーを浴びて全身を磨きあげるのでした。

 

最近の夜のお楽しみは電子コミックスです。

お風呂上がりにベッドの上でゴロゴロしながら、平凡だけど健気な主人公が会社のスーパーエリートなヒーローに出会い恋に落ちていくという王道のオフィスラブ漫画を楽しむのです。

 

そしてそのヒーローが橘さんにそっくりで、紫乃は今夜はどんな展開になるのかと楽しみにしています。

 

橘さんに似たヒーローと主人公がいよいよ両想いかと思われる展開に胸を高鳴らせましたが、二人がキスしようとした時、電話が鳴りその電話が婚約者からであったと告げる流れに・・・

 

紫乃「婚約者いたんか~い!!なのになんで今キスしようとした!?」

紫乃(漫画に夢中になってないでちゃんと現実と向き合えよ――なんていうツッコミはどうかご遠慮頂きたい)

 

 

そして四度目の春。

 

紫乃はアンケート集めのため営業部を訪ねます。

部署に入って行くと、女性社員たちが「やめて欲しいよね・・・」「なんか社長に監視されてるみたい」とヒソヒソ話しているのが耳にはいってきます。

 

後ろめたい事がなければ別に気にする必要もないんじゃないかしら!?と苛立ちを感じながらつき進むと、橘さんが女子社員と親しげに話しているのが目にとまります。

 

紫乃(おやおやおやおや・・・?空席だった橘さんの隣に座ってあの完璧な笑顔を惜しげもなくふりまかれている若くて可憐な女子は一体――――誰!!!!)

 

そこで橘さんは紫乃の存在に気付き、女性を紹介します。

 

橘「今日からうちの営業部に配属された花澤優衣さん」

紫乃(そっか新入社員・・・)

(・・・ん?なんかこの子どこかで見たような・・・)

花澤(花澤優衣です 今日から橘さんにお世話になります)

橘「僕がトレーナーをする事になったので紫乃さんに紹介しようと思ったんです」

紫乃(トレーナー・・・ということは・・・この可愛い子が橘さんと四六時中一緒にいるって事!?いやああああああ)

花澤「あの・・・今「紫乃さん」って・・・?」

橘「うん婚約してるんだ」

紫乃(そう!!私は彼の婚約者なのよ―――!!!)

(明らかにショック受けてそうなんですが)

 

その横顔に、花澤さんがあの漫画の主人公にそっくりなんだと気づきます。

二人が並んでいるのを見ると、まんまあの漫画のヒーローとヒロインです。

 

忙しい橘に代わって社内の案内をすることになった紫乃。

営業部に配属されたのは希望だったのか?という話題になった時「確かにはじめは不安しかなかったんですけど橘さんがいたので」「変な意味じゃなくて・・・っ トレーナーが優しい人で良かったっていう・・・!」と花澤が話すのを聞いて、気にしていない素振りを見せていますが、内心気が気じゃありません。

 

婚約が橘からのプロポーズではなく、父が決めたことだと知った花澤は明らかに何か考えいる様子です。

その態度にモヤっとした紫乃は、「――でも橘さん昔からずっと優しいの!」「夜に食事に行ったら必ず家まで送ってくれるし よく広報部に顔を見せに来てくれるし 父が決めたことだけど今は彼が婚約者で良かったって心から思ってるの!」と、必死に婚約者アピールをしてしまいます。

 

二人を見てお似合いだと思っていたと、大事そうに紹介していて羨ましいと思ったとニッコリ笑った花澤に対して、自分の小ささを感じていました。

 

夜、恒例の漫画タイム。

モヤモヤ解消をと思い開きましたが、やはりそっくりな主人公にモヤモヤが募ります。

そしてついに登場した婚約者が、まんま昼間の自分の様な事を言っていて、紫乃は自分が完全なる悪役で、邪魔者、障害物という現実を突きつけられたような気持になってしまうのでした。

 

紫乃(さっきの私ってばこんな感じ悪いことしちゃったんだ)

(素直で可愛い後輩と執着心でみっともなくその子を牽制するような婚約者)

(ヒーローがどちらを選ぶかなんて火を見るよりも明らかだ)

 

紫乃「まずい!!・・・どうしよう」

 

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きみは面倒な婚約者【第1話】のみんなの感想

社長の娘として、やりづらい立場ではありながらもなんとか広報で働く紫乃には、営業部のエース橘という婚約者がいました。

親が決めた相手ではありましたが、順調に交際を重ね二人の関係は上手くいっていると信じていました。

しかしそれが春になり新入社員が入社してきたことでガラリと変わってしまいます。

まるで毎晩楽しみにしている漫画の世界と重なり、自分が完全に悪役だということに気付いてしまったのです。

もちろん考え過ぎということもありますが、花澤の表情や態度を見ていると、橘に好意を寄せているのは確実だと思われます。

さて、紫乃は橘に選んでもらうことができるのでしょうか・・・。

まとめ

以上、「きみは面倒な婚約者」のネタバレを紹介しました。

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