前回、水瀬の分裂であるみだらちゃんが、みだらであることを見せつけたところで終わりました。
今回で、この一日の出来事が完結します。
どんな結末になるのか、また二人の関係はどんなふうに変化するのかに注目して、ネタバレを書いていきたいと思います。
それでは、今回の見どころはこちら
・水瀬の本当の気持ちって？
・伏線だらけの夜
・桐谷はみた！
こちらでお送りいたします。
それでは、どうぞ。
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分裂ラバー【第6話】のあらすじ
水瀬の分裂であるみだらちゃんが真田に迫る。
お互いの唇が、触れそうになったその時。
「吐息の感触は初めて…♡」
といって、分裂は消えてしまう。
真田の吐息がかかっただけで、満足してしまったようだ。
これには真田もがっかりしてしまう。
あわれ真田。
さらに、起きた水瀬はいつもより冷静に見えて、より一層落胆してしまう真田。
しかし、水瀬は二階の窓から帰ろうとして、どう見てもご乱心の様子。
どうやら水瀬もドキドキしていたようだ。
恥ずかしさのあまり、窓から飛び降りようとしてしまう水瀬を制止する真田。
その時水瀬は、涙目でこういう。
「それ以上近づいたら…たぶん真田君のこと襲っちゃうから…っ」
むしろ襲いたいと半ば暴走している真田を尻目に、水瀬はぼそりと
「…やっぱり手帳なくしたから…」
と意味深長なことをいう。
真田は、手帳と言われてもピンと来ていない様子で、水瀬はごまかし去っていく。
その去り際で、水瀬は
「危ないから、もう私に近づいちゃだめだからね…！」
という。
いろいろな思惑が交差した夜、そのまま終わるはずもなかった。
家からでた水瀬を目撃した人がいて…
分裂ラバー【第6話】のネタバレ
・水瀬の本当の気持ちって？
水瀬は家を出た後、独白をするようにこう言いました。
「キス…できるなら…自分でしたいのにぃ…」
本当は真田とお付き合いしたいというのが本音なんだろうなと思います。
でもそうすることのできない、並々ならぬ理由があるのでしょう。
分裂が襲ってしまうというのはもちろんあるのでしょうが、そのほかにも家庭の事情やらなんやらがありそうです。
さらっと触れたと思いますが、水瀬には父が決めた許嫁がいるそうです。
さらに真田のお隣さんだった時が、一番楽しかったといったことから、問題が山積みになっているのだと感じます。
そんな問題に真田を巻き込みたくないという優しさもあるのでしょう。
だから、近づいちゃダメといったり、もともと忘れてしまったふりなんかをしていたのでしょうね。
つまり、相手を思うがあまりなかなか踏み込めないというのが心のうちに在るのです。
・伏線だらけの夜
今回出た伏線はこちらです。
もっとほかの感覚を知りたいな、というみだらちゃんのセリフ
これは、前回に出ていましたが、今回真田が問いただそうとするシーンがあります。
一見すると、ちょっとエロティックなセリフなだけで取り立てておかしいところはないと思ったのですが、今回改めて話題に上がっていたので、今後、絡んでくると思われます。
もしかすると、なんだか感情も何もかもすべて抑制された、ある種ロボットになるような教育を施されているのかもと想像してしまいます。
分裂しないように、いろんな感覚を遮断されて、なんの楽しみもないような人生を強要されているとするならば、この言葉の重みが変わってきます。
まあ、今後の展開次第ですが、当たらずも遠からずといった感じではないかと思います。
・手帳なくしたから、という水瀬のセリフ
これに関しては、一切予想できませんね。
もしかしたら、真田と水瀬の間をつなぐ重要なアイテムなのかもしれません。
確実に今後の物語にかかわってくると思うので、頭の片隅に置いておくといいと思います。
・桐谷はみた！
水瀬が真田の家から出ていく姿を目撃してしまった人がいます。
桐谷です。
彼女は、体調が悪い真田のために、ご飯を運んでいる途中でした。
水瀬の姿を見た桐谷は、ご飯ののっているおぼんが落ちた音で我に返ります。
「…何…？ この気持ち…」
そういった彼女の顔は真っ赤なり、その場にへたり込んでしまいます。
これは嫉妬の気持ちなのか、それとも…
今回はここで終わりです。
分裂ラバー【第6話】の感想
いかがだったでしょうか。
三者三様の気持ちを持ったまま、この夜は幕を閉じました。
今後の展開として考えられるのは、仲良くなりたいと考えて、水瀬に話しかけようとする真田。
その真田を傷つけないように、自分の心を抑え込みながら避ける水瀬。
そんな二人の関係を意識してしまったがゆえに、自分の気持ちがわからなくなった桐谷。
この三人が、三人ともうまくいかないような、どうしたらいいのかわからない期間が続くと思われます。
この三人では、これ以上関係が進展しないような気がするので、ここはお互いの関係を進めてくれるような友人ポジションの新キャラクターが登場する予感がします。
不器用な彼らが分裂シンドロームという病を考えながら、欲望だけでない本当の気持ちを学んでいく恋愛を、応援していきたいですね。
それでは、次回の記事でお会いしましょう。
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今回の「分裂ラバー」ですが、2018年12月現在では単行本化されていないため、無料で読むにはマンガボックスの公開分しかありません。
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