こんにちは!
『花宵道中』を読みました。
以下ネタバレが含まれますので
先に無料の試し読みをオススメします。
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目次
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江戸時代の遊郭を舞台に遊女として生きる女たちの悲しみと強かさを描く作品です。
山田屋の遊女、朝霧は吉原生まれの吉原育ちです。
母親は吉原最下層の遊女で、朝霧が七つのときに病死しました。
その遺体は吉原を囲む通称「おはぐろどぶ」に投げ捨てられます。
朝霧は泣きながらも跳ねたどぶで汚れた染みや臭いがお前を逃がさないと言ってるように思えてまた泣きます。
やがて母と同じ遊女となった朝霧は八幡宮の祭りに行こうと同じ山田屋の遊女に誘われます。
吉原には大門があり遊女が逃げないよう門を開閉します。
外にはめったに出られないから行こうと強く訴えられますが、吉原育ちの朝霧は火事で何度も焼け出されて、大門の外は珍しくありません。
吉原から出たい遊女が見世に火をつける事は珍しくなかったのです。
姐さんも八幡様は初めてだろう、と手を引かれしぶしぶ付き合う事にした朝霧。
祭りの雰囲気にはしゃぎ、ぎやまん(ガラス細工)に興奮して走りだされ、繋いだ手は離れ朝霧は転びます。
人混みのなか誰も朝霧を気にしません。
地面に手をつき、来るんじゃなかったと思いながら、かんざしと草履を片方失くした事に気づきます。
朝霧が見上げた空には何物にも囚われていない鳥が自由に高く羽ばたいています。
八幡様だってなんだって、どこにいたって、何も変わらない、死ぬか、年季明け(遊女が店に借金を返済しやめる事)まで、ただひたすら、待つのみ。
遊女はただ日々、媚びを売り、芝居をし、身体を男に貪られるだけです。
無意識に空に手を伸ばし茫然としていた朝霧はいきなり担ぎあげられます。
誰とも知れない男は朝霧を座らせ「大丈夫か」と心配し「気分が悪いなら家に送る」と言います。
見世ではなく「家」に朝霧は返す言葉がありません。
「草履はどこで手に入れた?気に行ってるかい」と訊かれ京のもので「鼻緒が青い牡丹は珍しいしかわいい」と頷きます。
まだよく顔も見ていない男は「もう片っぽも俺が探してきてやる」と混雑した祭りに踵を返します。
待っている間、朝霧は「家」と言われた事を思い出し笑います。
遊女だと一目でわかる髪型に、独特の着崩し、この恰好を見れば帰る場所は見世だとわかるだろうに、よほどおぼこいのだろうと思いながら待っていると息を切らし髪を乱した若くて美しい男が「足、出しな」と現れます。
「俺が京で染めた、きれいだろう」男との出会いは、どこにいても、何も変わらないはずだった朝霧の希望になります。
見世で客引きをするあいだも昼間、半次郎と名乗った男の事が忘れられない朝霧。
客との性行為で惰性の喘ぎ声を漏らしながらも反芻するのは半次郎の事ばかりです。
明け方、朝霧は見世を抜けだし八幡に向かいます。
別に何でもない、あたしは、八幡様で失くした簪を探しに行くだけ、そう言い訳しながら微かな期待もあります。
誰もいない境内で「そりゃあたしは綺麗じゃないし」とつぶやく姿は、いつの時代も恋をする女性は変わらないのだと思いました。
見つかった簪は折れていて、蹲った朝霧の背中に「また草履をなくしたのかい」と声が降ってきます。
半次郎と顔を見合わせ、二人して頬を染め、うれしくて笑う朝霧の表情は年相応の乙女のもので読んでいて切なかったです。
壊れた簪をなおしてやるから二日後に、と約束をし、二人は別れます。
見世に戻り、客に抱かれながら、あと一日、半日、と再会の日を数える朝霧には初めての恋です。
映画化もされました。
2014年には安達祐実さん主演で映画化もされました。
主人公と同じく幼い顔立ちですが
見事漫画の世界をリアルに表現されていました。
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