漫画:江戸川エドガワ 原案:葛西竜哉 先生の作品『生贄投票の5巻』のネタバレと感想と無料で読む方法を紹介しています。
終わったはずだった生贄投票・・・
恐ろしい過去の記憶が蘇る。
そして、今回のターゲットは『教師』
無効票で結果無効でなにも起こらないはずだったに、服巻の愚かな行動で過去の悪夢が再始動する―――
目次
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《なんで・・・? もう・・・終わったはずじゃ・・・?》
“今治 美奈都”は、携帯画面を見て驚愕していた・・・
「最初のターゲットは、新2年C組の皆さんだよ♪ この中から一人消したい生徒を選んでください。 一番多かった生徒には社会的死を与えます。 制限時間は今から24時間、明日の昼12時に結果発表するよ!お楽しみに~。」
と、知らないアプリからの通知動画がその場にいる教師全員も携帯に流れていた。
「どうなってんだ?このアプリ消せないぞ!」
「新手のフィッシング詐欺か何かですね。」
と、困惑する一同に、「すみません!! 私、知っています。」美奈都が過去の生贄投票について話しだす。
『私立柳沢高校の集団ヒステリー事件』覚えてる者も多かった。
当時の犯人からの今治への復讐か?などの憶測も広がる中―――
“服巻 正臣”は「はいはい皆さん!バカげてますよ。 こんなつまらないいたずら相手に教育者たる皆さんが右往左往してどうするんです。 投票しない相手にしない、それで済む話でしょう?」と、まるで相手にしてないなかった。
「違うんです服巻先生、これはそんな単純なものではなくて・・・」美奈都は警告を発するが全く相手にされない。
美奈都は生贄投票の復活に夜も眠れず寝不足気味になっていた・・・
クラスの生徒を生贄投票で一人選ばなければいけないが、でも先生方はきっと誰も票を入れないはず。
犯人の狙いはいったい・・・
5巻38話
結局ほとんど眠れなかった美奈都―――
今日の12時に生贄投票の結果が発表される・・・
教師全員が誰も投票しなければ何も問題ない。
職員室では先生たちが投票が始まったとざわついていた。
私立柳沢高校集団ヒステリー事件の記事やまとめサイトを見た者もいて話しは大きくなっていた。
そんな中、どうやら服巻の友人でIT企業に勤める大学の同期がアプリの削除方法を2~3日中に解析できるという吉報もあり、ホッとする一同。
そして服巻は携帯を手に取って奥さんと子どもの写真を見せ、娘が可愛いのを自慢しながら「家族を持てばわかるんです。 一生守るべき存在の尊さをね。」と、美奈都の両腕をつかんで笑う。
そんな行為に美奈都は服巻に対して恐怖心を抱く・・・
投票結果発表まであと3時間―――
《この中から生贄なんて絶対に出させてはいけない・・・》
美奈都がそう思っていると、生徒の“飯島”が遅刻し教室に入って来た。
“富”の挑発的な発言から飯島と口論になり、止めようと割って入った美奈都を飯島はあやまって殴ってしまう。
主担任の“神庭”が教室に入って来て喧嘩を仲裁し、神庭は富と美奈都は飯島と話をするが心を開かない・・・
投票結果発表まで あと2時間―――
5巻39話
刻一刻と近づく投票結果発表の時―――
富は最初は大人しいタイプの男子生徒だったが、最近 飯島に厳しく当たるようになっていた。
そんな中、不安を募らせていく生徒たち・・・
「教師全員そう期待しても裏切られるだけだから・・・」
教師を信用していない生徒たち、美奈都も学生のときはそうだった。
「金山さん! 確かに私じゃなんの役にも立てないかもしれない、でも何も行動しないで
黙ってるなんて嫌なの・・・ なんでもいいから教えてほしい。」必死に“金山”に訴える。
金山に少しは信じてもらうことが出来たのか、金山の言う通りに美奈都はついていくことに。
飯島と“伊吾”が話しているところに通りがかる。
「中学の時富とスゲー仲良かったらしいな、それがなんで・・・。」
3年前―――
転校してきた飯島と富はとても仲が良かった。
同じ高校に二人とも受かり高校生活も仲良く過ごせるものと思っていた・・・
しかし、2年に進級してしばらく―――
富はよく休むようになり、登校してもずっと机に突っ伏して寝ているだけ。
そんな富を心配し声をかける飯島だったが、2人の溝は埋まることなく広がっていった・・・
5巻40話
富のことを心配する飯島だが富は何があったのかも言わず心を開こうとしない・・・
「もうこれ以上俺を失望させるな・・・ 直ちゃん、ごめん言い過ぎた。 俺だって本当は昔みたいに仲良くしたい。」そう言う富に「いったいどうしちまったんだよ、富!?」と心配する飯島。
そんな飯島に「お前は知らなくていいことなんだよ・・・ 大人になれよ直ちゃん。」と険しい顔で突き放した富だった。
生贄投票の発表まであと30分―――
飯島君の件も何も解決してないし、問題は山積み・・・
そんな時でも普通に英語の授業をする服巻。
その時、校内放送が流れ生贄君の声が!!
「みんなー、お待たせーー、ぎゃはは~ 12時になったので投票結果の発表を行うよ! 手元のスマホを見てくだしゃい。」
「2-Cの生徒の中で消したい生徒を一人、先生に選んでもらうという投票だったのでしゅが、その投票結果は飯島直人君に1票入っちゃいました。 投票された以上生贄として『社会的死』を与えようかなと思うんでしゅが・・・ だけどこれっておかしくないでしゅか!!」と、投票せず無効票で結果無効になるかと思っていたと生贄君は言い・・・
自分の保身のために飯島に投票したゴミ教師は服巻だと明かし、制裁が必要だと告げる・・・
5巻41話
服巻は職員室に戻り、「私が飯島を?いやいやいや濡れ衣ですよ。 私は投票などしていません。」と否定する。
生贄くんは、服巻が飯島に投票している映像を流し、なぜこのような動画が録画されているのかと驚き「酔ってただけで・・・」と必死に取り繕い焦る服巻・・・
「お前に教鞭を執る資格はないよ! ゴミ教師には制裁を!」と生贄君は服巻の恥ずかしい映像を流し『社会的死』を下す。
それは、服巻の妻の不倫している情事の映像と、服巻自身も風俗で遊ぶ動画だった・・・
服巻は気がふれたように「シャラップ!シャラップ!シャラップ!」と叫び膝をついた。
「じゃあ、また一週間後遊ぼうね♪」と生贄君は消え、それから服巻先生は学校に来なくなった。
生贄君のターゲットは教師・・・
美奈都は生贄君がなぜ教師を狙っているのかわからなかった。
終わったはずの生贄投票・・・
しかし、またあの悪夢が再び牙をむく―――
とても面白いのでぜひご自身の目で確かめてみてください!
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