「生者の行進」を読みました。
2巻9話では、小栗美弥が殺害される直前、男と一緒にいるところが現場近くのドライブレコーダーに映っていました、そしてその男は…?という気になるところで終わっていました。
そして、まどかもまた唇おばけとは別の霊にとりつかれ…
ますます目が離せない2巻10話~12話まで、まとめ・ネタバレ紹介します!
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「生者の行進」第2巻(10話〜12話)あらすじ・ネタバレ
第2巻は9話分が収録されていますので、今回は10話から12話までをまとめてご紹介します。
【第10話】対峙
警察署で防犯カメラ映像を見ている東雲と笹塚の2人。
被害者の小栗美弥と一緒に映っていた男は、昨日東雲が調査を頼んでいた則夫でした。
何も知らないまま調査に協力していた笹塚でしたが、こうなると知らないままでは居られないと、東雲に事情を説明するように笹塚は求めます。
東雲が捜査に美弥の事件の目撃者でもある泪が協力していることを伝えると驚く笹塚でしたが、泪は霊を見ることができその独自の視点を使った結果、その次のターゲットの予測とその何の関係もなさそうな2人をつなぐ水戸という男が浮上したことを教えられ渋々納得するのでした。
そこに緊急の報せが入ります。
新たな死体が見つかった、と…!
一方用事があるといっていた省吾はクラスの美人な委員長にお願いして買い物につきあって来てもらっていました。
その買い物はお花です。
花屋を出て、委員長と別れようとしていたころ、お寺の住職が省吾を迎えにやってきました。そして住職と一緒に病院へ向かう省吾でした。
そして、まどかと一緒に学校を休んだ泪は、まどかがぐっすりと眠る様子を見ていました。
泪が見ている間はミイラの霊は襲う様子もなくおとなしくしています。
泪はまどかのことを好きになりかけていました。しかし、大切なものを作ろうとすると心にブレーキがかってしまいます。それはまた失うのが怖いからで…。
そんなことを考えているところにまどかの携帯がなり始めます。着信相手はまどかの兄浩二でした。いつまでたっても切れない着信音に仕方なく部屋の外に出て電話に出る泪。
電話に出たのが泪だとわかると浩二は手を出すんじゃないぞと脅しをかけています。
まどかが襲われるまでにあと3日。
こんなにせっぱ詰まった状況にも関わらず暢気に彼女の家に泊まった挙げ句勝手なことを言う浩二に腹を立てた泪は”だったら早くかえって来てやれよ!”と声を荒げてしまいます。
その言葉に黙り込む浩二でしたが、浩二には浩二の帰れない理由があったのです。
昨日から彼女が行方不明で友人総出で探しているけれど見つかっていないのでした。
事情を伝えた後、浩二は言います。
まどかは泪に思いを寄せている。今アイツの側にいるのは俺よりおまえの方がいい気がする、まどかのことを守ってくれと。
そのお願いを断れるわけもなく泪はまどかの部屋に戻りました。
すると、目を離した隙にミイラの霊がまどかにのしかかっています…!
失うのが怖いなら戦うしかない、そう決意する泪でした。
【第11話】絆
部屋に充満した肉の焦げたにおい。携帯も反応しません。
もしかしたら、と思い、泪は霊に体当たりをしました。
すると、今まで触れなかった霊が身体ごと吹っ飛びました。
泪が霊を押さえている間にまどかは這いながら霊の側を離れます。
しかしすぐに泪は霊に投げ出され、霊は「コロシテヤル…」と叫びながらまどかをつるし上げ始めました。
泪はもう一度霊に掴みかかりますが、また吹っ飛ばされてしまいます。
そうして、霊は邪魔だといいながら泪のことを滅多刺しにしてしまいます。
その光景を目の当たりにして、まどかはただ泣いてやめるように懇願するしかありませんでした。
すると、まどかの目の前にトモキが現れ、泪をかばうように霊の前に進み出ます。
そして「にぃにを傷つけないで」とお願いするトモキ。
そうして霊がひるんでいるうちにトモキは泪に言います。
「わるいひとにはおしえればいいんだよ」
教えるって何を…といいかけたところでトモキは霊に刺されて消えてしまいました。
夢から目が覚めた2人は、トモキの存在を感じて抱き合いました。
一方省吾は、住職と委員長と一緒に病院に到着しました。
病室に入ると、そこには省吾の母親が入院していました。
お見舞いの花を渡すと喜ぶ母親に心なしか嬉しうにする省吾。
母親が委員長のことを彼女だと勘違いし病室が盛り上がっているところで、主治医の先生が入ってきて母親の症状を確認して病室を出ていきました。
病室を出ていく間際に、先生は省吾を廊下に呼び出しました。
そうして、廊下で先生は省吾に土下座をしました。省吾は憤怒した顔で言います。
「話が違うやろうが」
【第12話】ひとりじゃない
廊下で省吾は土下座する主治医の頭を踏みつけながら問いただします。
省吾は母親の病気を治すため、主治医に非認可だけれどよい薬があるという話を信じて治療費をふっかけられているのを承知で治療を受けさせていました。
命は金で買えるといったのはおまえだろ、と先生を脅す省吾。
しかし、本当は先生は省吾をカモにしようとして近づいただけでした。
思惑がはずれた先生はおびえながらも、母親が生きている限りは手を尽くした不利をしておこうと心に誓います。
そんな先生の意思に気づいたかのように省吾は念を押します。
アンタの周りにはアンタが踏み台にしてきた魂達が騒いでる。
もしオカンを死なせたらショックでこいつらを解放してしまうかもしれんな…、と。
一方、東雲は小栗美弥に続き、第2の被害者の発見現場の川岸に来ていました。
首を絞められ、その後首から胸にかけてを滅多刺しにされていました。
状況は小栗美弥と似ているものの、今回はいたぶる感じではなく慌てて殺して捨てたという印象を受ける、と東雲は語ります。
足にも縛ったが残っていますが、それは足も縛られた証拠。
そして目の前の橋の柱にはひもにぶら下がったブロックがひっかかっているのが見えます。
あれは、犯人が本当は被害者の足にくくりつけて川に落とす予定だったものが、橋に引っかかってしまい死体だけが落ちてしまったと考えられる。
それからも前回の小栗美弥の時とは違う雑さが見えると感じていたのです。
しかし、もし犯人が同じだとしたら、なぜ今回だけこんなに雑だったのか。
あたかも予定外の殺人で慌てていたかのように…。そこで東雲は気づきます。
もしかして犯人は予定外の殺人に慌てて元々用意していたブロックのある場所や使い慣れた場所で始末をつけようとしたのではないかと。
今までバレなかった「いつもの場所」に死体を隠そうとしたのかと。
東雲は人を総動員して、川を全てさらいました。すると、川からいくつもの人骨が発見されたのでした。
遡ること1日前。
本間あつこ(今回の被害者)は、友人の家に行く途中でした。
姉のゴリラみたいな顔の彼氏が泊まることが多く家に居づらい日が続いています。
友人の家に到着しますがインターホンを鳴らしても出てきません。
いると聞いていたのにおかしい、美弥が死んでショックで寝込んでるなら自分が慰めてあげないと、と思い、耳を澄ませてみるとドアの向こうから声が聞こえてきます。
そしてドアノブひねるとカギがかかっていません。
部屋に上がり込み声のする部屋の前まできたところで、突然引き戸が開きます。
その開いた人をみるやいなやあつこは腰を抜かして這いながら部屋家を出ていこうとします。
しかし、髪を引っ張られ部屋に引き摺りこまれるあつこ。
部屋の中からは「ぎゃっ」というあつこの声が聞こえたのが最後でした――。
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「生者の行進」第2巻(10話〜12話)感想
一人の殺人事件かと思っていたら、相当数の殺人がその裏には隠れていました。
果たして一体犯人は誰なのでしょうか?
明らかに則夫は怪しいですよね、犯人は彼なのでしょうか?
そして省吾のお母さんはどうやら難しい病気にかかっているようです。
省吾があんなにお金に固執していたのは、お母さんの入院費を稼ぐためだったのだと思うと、とたんに守銭奴な考え方すら可愛く思えてくるから不思議です。
果たしてどういう事件解決をしていくのか、今後も目が離せません…!!
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